2019年夏にシンガポール、セントーサ島のリゾート・ワールド・セントーサ内にあるユニバーサル・スタジオ・シンガポール(USS)に行ってきたのでご紹介します。
シンガポールの空港や市内からの行き方、USSチケット購入方法、子連れにおすすめのアトラクション、公式アプリの有無、あとは無料WiFi状況などわかる範囲で書いていきます。
目次
ユニバーサルスタジオシンガポールへの行き方
ユニバーサルスタジオシンガポールはシンガポール内のセントーサという島内にあります。
薄黄色の部分がシンガポール全体となっており、その中の薄青の部分がセントーサ島です。
シンガポール全体の大きさが東京23区とほぼ同じくらいと言われているので、セントーサ島は東京の1区にも満たない広さということになります。
ちなみにセントーサ島に車、タクシーで行く場合は入島料がかかります。
入島料は曜日、時間帯によって異なり、ネット情報を見る限りだと2~6SGD(約180~480円)となっているようです。
チャンギ国際空港からの所要時間
空港からタクシーを使っても、最短23分で着きます。
セントーサ島の入場料込みで考えても20~30SGD(約2,000円くらい)で行けると思います。
ベイエリアからの所要時間
マリーナベイサンズからだと最短12分くらい。
オーチャードエリアからの所要時間
オーチャードの真ん中にあるマリオットタンプラザからでも最短15分くらい。
ユニバーサルシンガポールへ行くにはセントーサ島のホテルに泊まると移動が楽ですが、セントーサ島外のホテルからでもタクシーを使えばそこまで苦ではありません。
タクシー、Grabどちらがいい?
シンガポールの移動はタクシーとGrab(配車アプリ)のどちらがいいのか。
実際に両方を利用してみて思ったのは
どちらでもいい
というのが正直な感想です。
双方のメリット、デメリットも思いつく範囲で書き残しておきます。
タクシーのメリット・デメリット
メリット
- メーターなのでボッタクリはほぼない
- クレジット決済可能
- 安い
- チャイルドシート不要
デメリット
- 捕まえるのが面倒
- 行き先を英語で伝える必要あり
タクシーは一番メジャーな青いのに乗るのが無難だと思います。個人タクシーだと初乗りが高い場合があります。
Grabのメリット・デメリット
メリット
- 好きな場所に配車可能
- 行き先はアプリで事前指定可
- 安い
- シンガポールのGrabは細かい車種指定可
デメリット
- 子連れの場合はチャイルドシート付き車種の指定が必要
- 他の国ほど安くない
GrabやUberはタクシー業界からの反発が強く、ピックアップ・ピックオフポイントが制限されている国が多々あります。
一方、シンガポールのGrabはホテルや大型ショッピングモールなどで専用のピックアップ・ピックオフポイントが用意されており、タクシーと上手く共存できている感じです。
タクシーと違って子連れで乗る場合はチャイルドシートが必須なので車種指定が必要となります。チャイルドシート付きの車種を指定するとGrab最大の売りと言える安さが薄れます。行きGrab、帰りタクシーで同距離間で使ってみましたが、子連れの場合はタクシーの方が安かったです。
営業時間
ユニバーサルスタジオシンガポールの営業時間は10:00~18:00となっています。
日本のユニバーサルやディズニーリゾートと比べると圧倒的に早く閉園となりますが、シンガポールのリゾートワールドは18:00終了が普通です。
USS以外もウォーターパークや水族館も18:00に閉まるので夜は食事をするかカジノへ行くかしかありません。
チケット購入方法
ユニバーサルスタジオシンガポールのチケットは、当日入り口のチケットセンターでも購入できますが、事前にネット購入しておいた方がお得です。
おすすめの購入サイトは『Voyagin』と『KLOOK』です。
どちらも日本語対応なので英語がわからなくても問題なく購入できます。
チケット料金一覧
正規料金 | |
大人 | 79SGD(約6,170円) |
子供(4-12歳) | 59SGD(約4,600円) |
『Voyagin』の料金 | |
大人 | 75SGD(約5,860円) |
子供(4-12歳) | 56SGD(約4,370円) |
『KLOOK』の料金 | |
大人 | 75SGD(約5,860円) |
子供(4-12歳) | 56SGD(約4,370円) |
ネット購入した場合の発券方法
事前にネット購入した場合、購入完了画面やメールにてこのようなEチケットが発券されます。
ユニバーサルスタジオシンガポールの入場ゲート横にあるロッカーコーナーにあるキオスクでEチケットを当日券に引き換えます。(交換不要でそのまま入場できるEチケットもあるので、近くのスタッフにそのまま入れるか、引き換えが必要か確認してみて下さい。)
キオスクは日本語対応となっていますし、近くに係員もいるので操作で行き詰まるということはないと思います。
ただ、朝の開園前は混んでいるので、オープンと同時に入場したい場合は少し早めに行った方がいいと思います。
子連れにおすすめのアトラクション
ユニバーサルスタジオシンガポールですが、4歳の子供と一緒だったので絶叫系のジェットコースターなど、身長制限のあるアトラクションには乗りませんでした。
この記事では一般的なおすすめアトラクションではなく、子連れにおすすめのアトラクションをご紹介できればと思います。
USSで身長制限のあるアトラクション
まず先に、ユニバーサルスタジオシンガポールで身長制限のあるアトラクションを挙げておきます。
身長80cm未満不可
- マダガスカル・クレート・アドベンチャー
身長92cm未満不可
- エンチャンテッド・エアウェイズ
- キャノピー・フライヤー
- セサミ・ストリート・スパゲッティ・スペース・チェイス
身長100cm未満不可
- プス・イン・ブーツ・ジャイアント・ジャーニー
身長102cm未満不可
- トランスフォーマー・ザ・ライド
身長107cm未満不可
- ジュラシック・パーク・ラピッド・アドベンチャー
身長122cm未満不可
- リベンジ・オブ・ザ・マミー
身長125cm未満不可
- バトルスター・ギャラクティカ・ヒューマン
- バトルスター・ギャラクティカ・サイクロン
このようになっています。
上記身長に達していても、122cm未満の場合は大半のアトラクションで監督者が必要です。つまり、大人かそれに近い人と一緒に乗る必要があるということです。
125cm以上であれば全てのアトラクションに一人でも乗ることができます。
入場ゲート前に各アトラクションの必要身長をチェックできるオブジェがあります。
これで測れば乗れるアトラクション、乗れないアトラクションが一発でわかります。
子連れおすすめアトラクション
うちの娘は4歳で身長がちょうど100cmです。
プス・イン・ブーツ(100cm未満不可)には乗れましたが、トランスフォーマー・ザ・ライド(102cm未満不可)には乗れませんでした。
それを踏まえてのおすすめアトラクションとなりますのでご了承ください。
プス・イン・ブーツ・ジャイアント・ジャーニー
身長100cm未満は乗れません。100cm以上122cm未満は要保護者同伴。
『長靴をはいた猫』はグリム童話などにもありますが、これは恐らく、『シュレック』のスピンオフ映画『長ぐつをはいたネコ』がモデルのアトラクションだと思います。
高いところが苦手でなければ子供でも楽しめるアトラクションかと。少しジェットコースター的要素もあります。
トレジャー・ハンターズ
122cm未満は要保護者同伴。
映画『ハムナプトラ』シリーズがモデルのアトラクション。
車に乗って遺跡を探検するのですが、その車にハンドルが付いており、運転も体験できるので小さい子は楽しいと思います。
セサミ・ストリート・スパゲッティ・スペース・チェイス
身長92cm未満は乗れません。92cm以上122cm未満は要保護者同伴。
ユニバーサルスタジオジャパンでもお馴染みセサミストリートのアトラクションです。
スパゲッティを取り戻すために宇宙を冒険するという良くわからないストーリー。大人は面白くないかもしれませんが、子供は楽しめる乗り物だと思います。
エルモズ・TV・タイム
アトラクションではなくショーなので身長制限はありません。
セサミストリートのミュージカルショーなので子供は好きだと思います。
シンガポールなので英語ですが、言葉がわからなくてもミュージカルばメインなので十分楽しめるはずです。
このショーが終わった直後だと隣にあるスパゲッティ・スペース・チェイスは混雑するので、そのタイミングは避けた方がいいと思います。
シュレック・4D・アドベンチャー
122cm未満は要保護者同伴。
シュレックの3D映像に加え、椅子が動いたり水しぶきを受けたりという4D要素が追加されたアトラクションです。
大人と一緒であれば身長制限はないはずですが、椅子が結構な勢いで動くのでベルトをすり抜けてしまわないかヒヤヒヤします。
椅子が動かない席もあった気がするので、あまりにも小さい子がいる場合はそこで抱っこして見た方がいいと思います。
キャノピー・フライヤー
身長92cm未満は乗れません。92cm以上122cm未満は要保護者同伴。
ロストワールドエリアにあるアトラクションです。
足がぶらぶらの状態で空中回遊する乗り物。高いところが苦手な子は見送った方がいいかもしれません。
注意点として、サンダルで乗ろうとすると落下防止のため、裸足になるように言われます。脱ぎたくない人はかかとのある靴で行きましょう。
エンチャンテッド・エアウェイズ
身長92cm未満は乗れません。92cm以上122cm未満は要保護者同伴。
子供でも乗れるプチジェットコースターです。
ユニバーサルスタジオジャパンで言うとハリーポッターのところにあるヒッポグリフですね。
こちらはシュレックに出てくるドラゴンがモデルです。
子連れおすすめアトラクションまとめ
以上が個人的におすすめのアトラクションです。
その他、メリーゴーランド的なアトラクションやUSJでいうフライングスヌーピー的なアトラクションもあるのですが、ユニバーサルスタジオシンガポールでなくとも、どの遊園地でも似たものに乗れるので優先順位は低め。
マダガスカルはディズニーランドでいうとイッツ・ア・スモールワールド的な感じ。空いてれば乗りたいところですが、入り口付近にあって意外と混んでいることが多かったです。
キャラクターグリーティング
ユニバーサルスタジオシンガポールでもキャラクターグリーティングが行われています。
USSにミニオンズのアトラクションはありませんが、グリーティングは行われています。
シュレックとも写真を撮ることができます。
その他にも、トランスフォーマーやセサミストリート、マダガスカルのキャラクターなどが居たと思います。
公式アプリ
ユニバーサルスタジオシンガポールも公式アプリがあり、これでリアルタイム待ち時間がわかります。
一部メディアでは「公式アプリはない」と書いてあったり、検索してもUSJのアプリの話しか出てこなかったりするのですが、実際にあるので事前にダウンロードしておくことをおすすめします。
アプリ検索画面で「ユニバーサルスタジオシンガポール」とカタカナで入力しても出てきません。
英語で「Universal Studios Singapore」または「Universal Singapore」と入れれば出てくるはずです。
ユニバーサルスタジオジャパンやユニバーサルスタジオハリウッドのアプリもありますが、そちらは別物です。
アプリがあればこのように、リアルタイムの待ち時間が一目瞭然になるのでとても便利です。
改めて言いますが、USS公式アプリがないという情報は間違いで、iOS、アンドロイド、どちらもアプリがあるのでインストールしておきましょう。
パーク内の無料WiFi
USS公式アプリをインストールしていても、ネット環境がなければリアルタイム待ち時間機能を利用できません。
ただ、ユニバーサルスタジオシンガポール内では無料WiFiを使うことができるので、レンタルWiFiや入れ替えSIMがない人でも公式アプリを使うことができます。
「GuestWiFi@RWS」というネットワークを選択します。
このネットワークはリゾートワールドセントーサ内にいれば表示されますが、実際に使えるのはユニバーサルスタジオシンガポールやウォーターパークの中に入ってからです。
ネットワークに繋がったら「OTHER VISITORS」を選択します。パーク内に入らないとこの部分は選択できません。
リゾートワールドセントーサのメンバー会員やホテル宿泊者であればパーク外でもWiFiが使えるようです。
「OTHER VISITORS」を選択したあとは国籍とメールアドレスを求められますが、適当に入力していいと思います。
無料WiFiがあれば公式アプリが使え、リアルタイムの待ち時間もわかるようになるので便利です。
混雑状況
USSは、USJと比べるとそこまで混んではいないと思います。
ただ、シンガポールの連休、中国の連休、インドの連休などに重なると混雑するので注意が必要。
8月のシンガポール独立記念日4連休を知らずに行った時は激混みでした。USJの週末と同じくらいの混雑状況。
シンガポール周辺国の連休シーズンと、できれば週末も避ければ混んでいることはないと思います。
ワンオペのアトラクションが意外と多い
行った時期のせいかもしれませんが、ユニバーサルスタジオシンガポールはワンオペのアトラクションが多く、予想待ち時間よりも待たされるパターンが結構ありました。
メリーゴーランドやコーヒーカップ、普通ならスタート・ストップの機械操作をするスタッフと乗降をチェックするスタッフと最低でも2人以上はいると思うのですが、それを1人で行っていました。
こんなことを個人ブログに書いても意味がないのですが、せめて1アトラクション必ず2名以上で運営してくれれば混雑が緩和されるのではないかと思いました。
エクスプレスパスは買うべきか
ユニバーサルスタジオシンガポールには2つのエクスプレスパスがあります。
ユニバーサルエクスプレス
料金:30SGD~
各アトラクションで1回ずつ使えるファストパスです。
ユニバーサルエクスプレスアンリミテッド
料金:50SGD~
どのアトラクションでも回数制限なしで使えるファストパスです。
エクスプレスパスはあるに越したことはありませんが、料金が変動性になっていて、混む時期や週末などは必然的に高くなります。
シンガポールの連休に訪れた際には、エクスプレスパスの方が入場料の75SGDよりも高くなっており、迷った末に買うのを諦めました。
子連れだと身長が足らずに乗れないアトラクションも多く、それがエクスプレスパス購入を躊躇させる要因にもなります。
そういった状況を含め、エクスプレスパスを買うった方がいい人と買わなくてもいい人を分けるとしたら
ユニバーサルエクスプレスを買った方がいい場合
- 週末や繁忙期に行く場合
- 1日しかUSSへ行く時間が取れない場合
- ジェラシックパークやバトルスターといった人気アトラクションに必ず乗りたい場合
旅行スケジュールの都合上、混雑が予想される日しかUSSへ行けない場合はエクスプレスパスを買った方がいいと思います。
例え値段が高くとも、そう頻繁に行けるわけではないので乗れないという事態を避けるためにもエクスプレスパスがあった方がいいと思うので。
ユニバーサルエクスプレスを買わなくてもいい場合
- 平日や閑散期にUSSへ行く場合
- 身長90cm前後の子連れファミリー
- シンガポール滞在中2日間以上USSに行ける場合
平日や閑散期にUSSへ行くならエクスプレスパスはなくてもいいと思います。
実際、平日に朝から行きましたが、午前中の時間帯などはジェラシックパークなどの人気アトラクションも20分待ちくらいでした。
あと、身長90cmくらいの小さい子連れファミリーの場合、乗れないアトラクションの方が多いので、エクスプレスパスがあっても持ち腐れになってしまう気がします。
また、USSはUSJに比べて規模が小さいので1日で十分回れますし、2日あればどのアトラクションも乗れると思います。
まとめ
子連れで楽しめるシンガポール・セントーサ島にある人気スポット、ユニバーサルスタジオシンガポールをご紹介しました。
要点だけ簡単にまとめておきます。
- シンガポールのどのエリアからでも意外と近い
- チケットはネットでの事前購入が若干お得(当日朝でも購入可)
- 身長制限のあるアトラクションも多いが、それでも子連れで楽しめる
- USSに公式アプリもあるので事前インストール推奨
- パーク内無料WiFiもある
- USJよりは空いているが、できれば週末と繁忙期は避けた方がいい
- 週末や繁忙期に行くならエクスプレスパスもあった方がいい
以上となります。
また家族でシンガポールへ行く機会があればユニバーサルスタジオシンガポールも必ずリピートすると思います。
行く際は『Voyagin』、『KLOOK』などでの事前チケット購入がおすすめ。当日朝でも購入でき、すぐにEチケットが発行されます。