シャングリラホテルの会員プログラム・ゴールデンサークルとシンガポール航空のマイルプログラム・クリスフライヤーはステータスマッチが可能となっています。
近々シンガポール航空便に乗る予定があったので、せっかくですし、このステータスマッチプログラムを利用してクリスフライヤーのエリートシルバーステータスを取得しました。
また、エリートシルバー取得後4ヶ月以内にシンガポール航空便に規定回数搭乗するとエリートゴールドステータスにアップグレードされるようです。
クリスフライヤーゴールド = スターアライアンスゴールド
となるので、これから記載する条件に当てはまる人はこのステータスマッチはしておくべきでしょう。
ステータスマッチの方法、その後のクリスフライヤーエリートゴールドへのアップグレード方法などをご紹介します。
目次
シャングリラホテルとシンガポール航空のステータスマッチ
2019年6月現在、シャングリラホテルとシンガポール航空の提携が継続しており、それぞれの保有ステータスに応じたステータスマッチが可能となっています。
シャングリラ→シンガポール航空のステータスマッチ
シャングリラホテルのゴールデンサークルから、シンガポール航空のクリスフライヤーのステータスマッチは以下の通り。
ゴールデンサークル:ジェイド会員からのステータスマッチ
- シンガポール航空クリスフライヤーのエリートシルバー取得
- 更に4ヶ月以内にシンガポール航空、またはシルクエアーに3回搭乗すればクリスフライヤーエリートゴールドにアップグレード
ゴールデンサークル:ダイヤモンド会員
- シンガポール航空クリスフライヤーのエリートシルバー取得
- 更に4ヶ月以内にシンガポール航空、またはシルクエアーに1回搭乗すればクリスフライヤーエリートゴールドにアップグレード
シャングリラからのステータスマッチまとめ
シャングリラホテルからシンガポール航空へのステータスマッチの場合、ジェイド会員、ダイヤモンド会員ともに共通でエリートシルバーが与えられます。
ただ、その後のエリートゴールド昇格条件が異なります。
ゴールデンサークルジェイド会員の場合は4ヶ月以内に3回の搭乗でアップグレード
ゴールデンサークルダイヤモンド会員の場合は4ヶ月以内に1回の搭乗でアップグレード
4ヶ月以内にシンガポール航空、またはシルクエアーに3回以上搭乗予定がある場合にステータスマッチを申し込むのがよろしいかと思います。
シンガポール航空→シャングリラのステータスマッチ
シャングリラホテルのゴールデンサークルから、シンガポール航空のクリスフライヤーのステータスマッチは以下の通り。
クリスフライヤー:エリートシルバー
特になし
クリスフライヤー:PPSクラブまたはエリートゴールド
- シャングリラホテルに1泊するとゴールデンサークルのジェイド会員取得
シンガポール航空からのステータスマッチまとめ
シンガポール航空からのステータスマッチが可能となるのはエリートゴールド以上となります。(PPSクラブはおそらくエリートゴールド以上に取得ハードルが高いステータス)
また、1泊の宿泊実績が必要となり、対応ステータスもゴールデンサークルのジェイドとなります。
ジェイド会員でも宿泊時の朝食無料などメリットはあるのですが、ラウンジ利用などはダイヤモンド会員のみとなるのでやや妙味に乏しい印象があります。
また、この後書きますがシャングリラホテルゴールデンサークルのジェイド会員はアメックスプラチナカード会員であれば無条件付与となるので、そちらの方が近道です。
シャングリラのステータスはアメックスのホテルメンバーシップで無条件取得可能
シャングリラホテルとシンガポール航空のステータスマッチですが、事前にどちらかの上級会員ステータスを保有していることが条件です。
シャングリラであれば一定数の宿泊実績、シンガポール航空であれば一定数の搭乗実績が本来は必要となります。
ただ、シャングリラホテルのゴールデンサークル上級会員ステータスの方はアメックスプラチナカード、センチュリオンカードのホテルメンバーシップというベネフィットを利用すれば無条件で取得可能となっています。
自分もこのベネフィットを利用してシャングリラゴールデンサークルのダイヤモンド会員ステータスを取得しました。
アメックスプラチナ会員とアメックスセンチュリオン会員では取得できるステータスに差があります。
シャングリラゴールデンサークル | |
アメックスプラチナカード会員 | ジェイド会員 |
アメックスセンチュリオンカード会員 | ダイヤモンド会員 |
ジェイド会員でもシンガポール航空へのステータスマッチは可能となっているので、アメックスプラチナカードを保有中且つシンガポール航空(またはシルクエアー)に4ヶ月以内で3回搭乗予定があるならばステータスマッチを申し込むことをおすすめします。
シャングリラとシンガポール航空のステータスマッチ手順
予め両方のアカウントを作っておく必要があります。どちらも無料作成可能です。
シャングリラホテルのゴールデンサークルに未登録の場合、アメックスのホテルメンバーシップ申請時にアカウント作成も同時に申し込むことができます。
アカウント作成が終わったらステータスマッチ申請ページにいきます。
申請ページにアクセスしたら、ページ下部にある【LOGIN TO GOLDEN CIRCLE】のボタンを押します。(シンガポール航空からのステータスマッチの場合は【LOGIN TO KRISFLYER】を押す)
ゴールデンサークルのログインページに飛ぶので会員番号とパスワードを入力してログインします。
ゴールデンサークルへのログインが完了すると次はシンガポール航空クリスフライヤーの会員番号入力を求められます。
ここでクリスフライヤーの会員番号を入力。
これでシャングリラホテルゴールデンサークルからシンガポール航空クリスフライヤーへのステータスマッチ完了となります。
ご登録後4ヶ月以内に、シンガポール航空またはシルクエアーの対象となるフライトを1回ご利用いただくと、クリスフライヤーエリートゴールドへのアップグレードをお楽しみいただけます。
と書かれています。
2ヶ月後にシンガポール航空便を利用する予定なのでちょうど良かったです。
自分の分と妻の分、計2名分申請しました。アメックスは家族カードもホテルメンバーシップの特典が利用できるので。
申請前はこのようになっていたクリスフライヤーのステータスですが
申請完了後、即時このように変更されました。
この手の申請やステータスマッチは数日から数週間かかるのが一般的ですが、シャングリラとシンガポール航空の場合は即時でマッチング完了となるようです。
手順はこれだけなので簡単ですが、一応注意点もまとめておきます。
- 予め両方のアカウント作成が必要(一方が上級ステータス)
- エリートゴールドへのアップグレードは申請後4ヶ月以内の搭乗実績が必要
- 実績は有料航空券による搭乗のみ有効(たぶん)
- エリートゴールドへランクアップされた場合、ステータス有効期間は1年間
- スクート搭乗はたぶん対象外
この辺りのことは注意しておきたいポイントだと思います。
エリートゴールド取得を目指すためにステータスマッチを申請する人がほとんどだと思いますが、アップグレードに必要となる3回の搭乗(シャングリラダイヤモンド会員の場合は1回)は全て有償航空券でなければならないと思います。たぶんですけど。
ANAマイルを使ってシンガポール便を発券というのが一般的だと思いますが、それはアップグレードに必要な搭乗階数にカウントされないと思います。
また、これもおそらくですがシンガポール航空クリスフライヤーにマイルが加算される搭乗のみカウントされる気がします。シンガポール航空便に乗り、ANAマイルを貯めるというパターンも多いと思いますが、それもカウントされない気がします。
更に、シルクエアーは搭乗実績の対象となりますが、同じくシンガポール航空参加のLCC、スクートが対象とはどこにも書いていません。そもそもLCCはマイルっていうものがあるのでしょうか。その辺も全く知らないですし、とにかく書いていないので対象外だと思います。
情報ソースを探していないので個人的な見解ですが、念の為申請前にシンガポール航空に確認してみることをおすすめします。
クリスフライヤーのエリートシルバー・ゴールドの特典
シンガポール航空クリスフライヤーの上級会員、エリートシルバーとエリートゴールドの会員特典もご紹介します。
エリートシルバー特典
エリートシルバーの場合、特に大きなメリットはないと思います。
挙げるとすれば
- ボーナスマイル
- 優先キャンセル待ち
- サービス料の免除、または割引
一番マシなのはボーナスマイルがもらえるくらいでしょうか。まーそれも2,30%くらいの上乗せだと思います。
あとのキャンセル待ちやサービス料の免除・割引は大したものではないはず。
キャンセル待ちも更に上級となるエリートゴールドが優先されるでしょうし、エリートシルバーだとほぼないと思った方が良いかと。
エリートゴールド特典
エリートゴールドになると特典も増え、メリットが大きいステータスとなります。
エリートシルバーの特典に加え、以下の特典も付与されます。
- スターアライアンス加盟航空会社ラウンジの利用
- 追加の受託手荷物許容量
- 優先チェックイン
- 優先搭乗
- 手荷物の優先取扱い
このようになります。
いずれもビジネスクラス、ファーストクラス搭乗時にのみ付いてくる特典ですが、クリスフライヤーのエリートゴールドになると、エコノミークラス搭乗時も付与されます。
エコノミークラスでもビジネスクラスラウンジが使え、荷物の重さも気にしなくて良くなるのでメリットは大きいかと思います。
【追記】クリスフライヤー・エリートシルバーのカード&タグが届きました
シャングリラとクリスフライヤーのステータスマッチをしてから丁度1ヶ月後、エリートシルバーのカードとラゲッジタグが届きました。
ステータスマッチは自分と妻の両アカウントで行ったのですが、なぜかこのカードとタグは妻の分だけ届き、自分の分は届きませんでした。
それでもパソコンやスマホでクリスフライヤーアカウントにログインするとしっかりとエリートシルバーになっているので間違いはないと思います。
エリートシルバーのカードやタグは送られてこない場合もある、もしくは自分がどこかの設定でカード&タグの郵送不要を申請したのかもしれません。
クリスフライヤーエリートゴールド=スターアライアンスゴールド
先にも軽く触れましたが
クリスフライヤーゴールド = スターアライアンスゴールド
となります。
- ユナイテッド航空
- ルフトハンザドイツ航空
- エア・カナダ
- スカンジナビア航空
- タイ国際航空
- ニュージーランド航空
- 全日本空輸(ANA)
- シンガポール航空
- オーストリア航空
- アシアナ航空
- LOTポーランド航空
- アドリア航空
- クロアチア航空
- ポルトガル航空
- 南アフリカ航空
- スイス インターナショナル エアラインズ
- 中国国際航空
- ターキッシュ エアラインズ
- エジプト航空
- ブリュッセル航空
- エーゲ航空
- エチオピア航空
- アビアンカ航空
- コパ航空
- 深セン航空
- エバー航空
- エア・インディア
これだけの航空会社がスターアライアンスに加盟しています。
今回のステータスマッチでシンガポール航空クリスフライヤーのエリートゴールドを取得すれば、上記航空会社のエコノミークラス搭乗時もゴールド特典を利用できるということになります。
日本人の場合、もっとも搭乗機会の多いANAの上級会員ステータスを持っている人が多いと思います。
既にANAの上級会員ステータスを持っているのであればクリスフライヤーのエリートゴールドは不要であり、目指す意味もないかと思います。
また、ANAのスーパーフライヤーズカード会員(SFC)のようなシステムはシンガポール航空にはありません。
一度ステータスを取得したらあとはカード年会費さえ払えば永久にそれを維持できるというものではないので注意が必要です。
シャングリラ→シンガポール航空のステータスマッチ→更に3回の搭乗(または1回の搭乗)で得たエリートゴールドのステータス有効期限は取得後1年間となります。
シャングリラとシンガポール航空のステータスマッチまとめ
シャングリラホテルのゴールデンサークルとシンガポール航空会社のクリスフライヤー、ステータスマッチのまとめです。
もっとも一般的なルートとしては
アメックスプラチナのホテルメンバーシップでシャングリラのジェイド会員取得
↓
シャングリラ→シンガポール航空のステータスマッチでエリートシルバー取得
↓
4ヶ月以内にシンガポール航空、またはシルクエアーに3回搭乗
↓
クリスフライヤーエリートゴールド(スターアライアンスゴールド)ステータス取得
アメックスプラチナカードを保有しつつ、目先4ヶ月以内にシンガポール航空かシルクエアーに乗る機会がある人には有効なステータスマッチだと思います。
ただ、3回の搭乗が必要なので単純な日本とシンガポールの往復だけではエリートゴールドへのアップグレードは叶いません。往路か復路だけでも乗り継ぎ1回が必要となるのでその点は注意しましょう。
既にシャングリラのダイヤモンド会員であるならばアップグレード条件となる1回の搭乗は簡単だと思うので、シンガポール航空に乗る機会がある人は申し込んで損はないはずです。
ちなみに自分はそこまで頻繁に飛行機には乗らないので、どの航空会社も平会員です。
ただ、アメックスセンチュリオンのベネフィットでエミレーツのゴールドだけ申請しました。
その他、アメックスセンチュリオンのベネフィットに関してはこちらをご覧ください。