リッツカールトン沖縄のクラブラウンジの内容、サービスについてご紹介します。
以前、リッツカールトン沖縄には常設のクラブラウンジが無く、ゴールデンウィークや夏季といった繁忙期のみ『クラブエクスペリエンス』という形で営業されていました。
2020年まで期間限定営業だったリッツカールトン沖縄クラブエクスペリエンスについてはこちらの記事をご覧ください。
それが2021年4月29日より『クラブラウンジ』として常設サービスとなったようです。
期間限定のクラブエクスペリエンスと常設となったクラブラウンジとの内容やサービスの違いもご紹介できればと思います。
※同記事は2021年GW時期のクラブラウンジの状況となります。内容が変わっている可能性もあるのでご了承ください。
リッツカールトン沖縄のクラブラウンジ
リッツカールトン沖縄のクラブラウンジのサービス内容、利用条件・料金、場所などを詳しくご紹介します。
クラブラウンジのサービス内容
クラブラウンジのサービス内容としては
- クラブラウンジでのチェックイン・チェックアウト
- 観光情報の案内やレストランを含む各種予約の手配
- 毎日5回のフードプレゼンテーションとアルコール含むドリンクの提供
となります。
メインは他のリッツカールトンのクラブラウンジ同様、日に5回のフードプレゼンテーションです。
クラブラウンジの利用条件・料金
リッツカールトン沖縄もマリオットグループではありますが、ボンヴォイのステータスで無料利用はできません。
クラブラウンジ付きプランでの宿泊、もしくは追加料金で利用可能となります。
当日の追加料金は日によって異なる変動性です。
クラブラウンジの利用料金は以下の通りとなります。
ローシーズン | 大人1人1日につき 10,000円→税サ込み12,650円 |
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ミドルシーズン | 大人1人につき 12,500円→税サ込み15,812円 |
ハイシーズン | 大人1人につき 16,000円→税サ込み20,240円 |
子供6歳以上は10,000円→税サ込み12,650円 (もしくは時期によって大人と同一料金)
利用時間は利用開始日の14:30~となります。そこから24時間が一日というカウント。
ただ、厳密な感じではなく、アーリーチェックインの場合、クラブラウンジで手続きを行うので13時くらいから使えたりもしていました。
また、1日あたりの人数制限もあるので当日や直前では枠が空いていない可能性もあります。
利用希望の際は予めクラブラウンジ付きプランで予約するか、事前に利用希望を伝えておいた方がいいと思います。
クラブラウンジの場所・ラウンジ内の様子
期間限定のクラブエクスペリエンスはホテル1階のライブラリーがラウンジ会場となっていました、常設のクラブラウンジは場所が変わりました。
ホテル4階がクラブラウンジとなります。
元々バー営業を行っていた場所がクラブラウンジに変わっています。バーの営業は終了となり、クラブラウンジ専用となっているようです。
カウンター席だけでなく、奥にはソファー席やテーブル席があります。
その他にも個室が2つ、バルコニーにも席があるので10組くらいが同時に利用できる感じです。それ以上になると席数的に厳しいかもしれません。
リッツカールトン東京のラウンジに比べれば規模はかなり小さいですが、クラブエクスペリエンスで利用していたライブラリーよりはキャパは大きくなっています。
ライブラリーではなくなったので本が置かれなくなってしまいましたが、代わりにボードゲームが置かれていました。
小学校低学年くらいの子供には若干難易度が高そうな感じでした。
アルコール提供を含む1日5回のフードプレゼンテーション
アルコール含むドリンク | 7:00~22:00 |
---|---|
朝食 | 7:00~10:30 |
軽食 | 11:30~13:30 |
アフタヌーンティ | 14:30~16:30 |
オードブル | 17:30~19:30 |
スイーツ&コーディアル | 20:00~22:00 |
アルコールを含むドリンクサービス
時間:7:00~22:00(オールタイム)
紅茶、コーヒー、ソフトドリンクはもちろんのこと、アルコール類も営業時間内であればいつでも注文することができます。
アルコールメニュー
- シャンパン ペリエ・ジュエグランブリュット
- 白ワイン マンドラロッサシャルドネ
- 赤ワイン マンドラロッサカベルネソーヴィニオン
- ビール オリオン/アサヒ/キリン/サントリー/エビス
- 泡盛 ヘリオスくら
- ウイスキー シーバスリーガル12年
- ジン ボンベイサファイア
- ウォッカ アブソルートウォッカ
- ラム バカルディスペリオール
- ブランデー ヘネシー
- リキュール カンバリ/カシス
お酒のことは詳しくないのでわかりませんが、一通り揃っているのではないでしょうか。
基本は注文して持ってきてもらう形となりますが、置いてあるお酒もあるのでセルフでいただくこともできます。
メニュー表になかったビール類は冷蔵庫の中に置いてあります。

元はバーなのでお酒はいろいろと置いてあります。
ハイボールやカクテルなどはメニューにありませんが注文可能です。基本無料です。
別途有料でメニュー表にはない赤ワイン、白ワイン、泡盛などを注文することができます。
コーヒー・紅茶・ソフトドリンク

- ミネラルウォーター スティル(ガス無し)アクアパンナ
- ミネラルウォーター スパークリング(ガス入り)サンペレグリノ
- ペプシコーラ
- コーラゼロ
- ジンジャエール
- オレンジジュース
- マンゴージュース
- アップルジュース
- パイナップルジュース
- さんぴん茶
- 烏龍茶
- レギュラーコーヒー
- カフェインレスコーヒー
- エスプレッソ
- カフェラテ
- 紅茶 アールグレイ
- 紅茶 ミッドナイトアワー(ノンカフェイン)
- 紅茶 レモンブッシュ(ノンカフェイン)
コーヒー、紅茶、ソフトドリンクも一通り揃っています。

ソフトドリンクも注文し、持ってきていただくのが基本ですが、冷蔵庫にも入っているのでセルフでいただくこともできます。

メニュー表にはないオリオンサイダーも置いてありました。
ブレックファスト(朝食)
営業時間:7:00~10:30(コロナ禍は要事前予約)
朝食はクラブラウンジ、もしくはレストランのグスクのいずれかでいただくことができます。
コロナの状況次第で変わってくるかと思いますが、2021年GW時はグスクがビュッフェ、ラウンジがセットメニュー&セミビュッフェの提供でした。
クラブラウンジのセットメニュー

クラブラウンジの朝食は和定食かアメリカンブレックファーストから選びます。

こちらが和定食のメニューです。

こちらがアメリカンブレックファーストです。
クラブラウンジのビュッフェメニュー
クラブラウンジには少ないですがビュッフェメニューもあります。

アメリカンブレックファーストにパンは付いておらず、ビュッフェ形式で好きなものをいただく形となります。

ビュッフェコーナーになかった焼き立てパンを持ってきてくれることもありました。

シリアル類、ジャム、ヨーグルトなどもありますが、やはりグスクのビュッフェよりも種類、品数は圧倒的に少ないです。

あとはミニサラダ、サーモン、チーズ、ハム、そして納豆も置いてありました。
クラブラウンジよりもグスク(ビュッフェレストラン)での朝食がおすすめ
どこのホテルもそうですが、クラブラウンジよりもレストランの方が種類や品数が多いと思います。
リッツカールトン沖縄もその例にもれず、朝食はレストランでいただいた方がよろしいかと。
セットメニューの和定食やアメリカンブレックファーストでいただいたメニューもほとんどがグスクのビュッフェにありました。
あえてクラブラウンジ朝食のメリットを挙げるとすれば、
- 人が少なくて静か
- 朝からシャンパンを含むアルコールが飲める
くらいでしょうか。
人が少ないのでセットメニューの提供も早いと思いきや、アメリカンブレックファーストの提供に30分くらい待たせられました。
まーこれはまだクラブラウンジ常設営業が始まって間もないということもあり、段取りがいろいろと上手くいっていなかっただけだと思いますが。スピードは徐々に改善されていくでしょう。
ランチ(軽食)
営業時間:11:30~13:30
ランチは日替わりメニュー&セミビュッフェとなります。
ランチの日替わりセットメニュー
滞在中に訪れた際のランチ日替わりメニューを例としてご紹介します。
1日目ランチメニュー

- シェフお勧めのバーベキュー
- グスク鉄火丼定食
- スパゲティボロネーゼ



3種類から選ぶ形でした。1人1つではなく、好きなだけ注文することができます。
2日目ランチメニュー

- シェフお勧めのピザ
- 沖縄そば定食
- ザ・リッツ・カールトン沖縄 クラブサンドウィッチ
初日とは全てのメニューが入れ替わっていました。


ピザが食べかけの画像になってしまいすみません。
沖縄そば定食は頼まなかったので写真はありません。
3日目ランチメニュー

- シェフお勧めのバーベキュー
- グスク鉄火丼定食
- スパゲティボロネーゼ
ご覧の通り、1日目と同じメニューでした。日替わりですがバリエーションは少ないのかもしれません。



シェフお勧めバーベキューの名称は同じでしたが、刺さっているものは異なりました。
ボロネーゼは粉チーズが別皿となっていた以外は同じです。鉄火丼定食ももちろん同じ。
もう少し長く滞在すれば他のメニューも登場したかも。
また、クラブラウンジも始まったばかりで試運転というのもあるかもしれません。
ランチのビュッフェメニュー
ランチタイムも少ないですがビュッフェメニューがありました。

サラダやパンはビュッフェとなります。
この辺も日替わりで毎日若干ですが違うメニューとなっていました。
パンもフォカッチャやフランスパンなど日替わりでした。

ピクルスやスティック野菜、テリーヌなどは変わらずの定番だっと思います。
ランチはタイムテーブル上、軽食という形なのでそれほどメニューは多くないようです。
ただ、期間限定のクラブエクスペリエンスの時はバーベキューやピザが日替わりではなく毎日提供されていたので、その辺は少しランクダウンした感じかと。
あとは滞在中、ハンバーガーがメニューに出てきませんでした。個人的にはハンバーガーが食べたい気分だったので残念です。
アフタヌーンティ
営業時間:14:30~16:30

アフタヌーンティーセットはこんな感じです。
スコーンやマカロン、チョコケーキなど。

翌日もほとんど同じメニューでした。
ちなみにフロント階3階のロビーラウンジでも有料でアフタヌーンティーをいただくことができます。(5連泊以上でワンセット無料)
ロビーラウンジのアフタヌーンティーセットがこちら

有料のアフタヌーンティーセットということもあり、クラブラウンジのアフタヌーンティーセットの完全版といった感じでした。
逆にクラブラウンジのアフタヌーンティーを2、3日いただけばロビーラウンジの有料アフタヌーンティーの全セットをいただいたのと同じになるかと思います。
ロケーションはロビーラウンジでのアフタヌーンティーの方が景色も開放感も別格で良いです。
オードブル
営業時間:17:30~19:30
オードブルはビュッフェでした。
コロナでセットメニューの提供が一般的となっていましたが、沖縄は朝食も夕食オードブルもビュッフェスタイルが復活してきているようです。

基本はお酒のおつまみとなるチーズやハムなのですが、パンや巻きずしなどの主食もありました。

冷製スープやテリーヌも日替わりで別なのが出たりします。

魚のフライや肉料理もありました。
この辺のメインメニューは日替わりだけでなく時間帯によっても入れ替わりがありました。

日替わりで豚肉になったりローストビーフが出たりといった感じでした。

同じ魚や鳥料理でも種類が違ったり、料理が異なったりでいろいろバリエーションがありました。
スイーツ&スナック
営業時間:20:00~22:00

スイーツは毎日3種類のケーキなどが用意されていました。

ケーキ、パンナコッタ、チョコレートムースなど。瓶に入ったフルーツはこの時間だけでなく朝食からほぼオールタイムで置いてあったと思います。
基本はセルフで冷蔵庫から好きなものをいただく形となります。

ポテトチップスとポップコーンもこの時間から出てきます。

こちらの包装されたお菓子はドリンク同様、オールタイム常備されていました。
クラブエクスペリエンスとクラブラウンジで変わった点
期間限定クラブエクスペリエンスから常設のクラブラウンジとなったことで以下の点が変わりました。
- 期間限定ラウンジから常設のクラブラウンジに変更
- カードキーが木製っぽいデザインに変更
- 場所:1階ライブラリーから4階の元バーへ移動
- ランチが固定メニューから日替わりメニューに変更
- ディナータイムのオードブルがセットメニューからビュッフェに変更
期間限定ラウンジから常設のクラブラウンジに変更
2021年4月29日よりリッツカールトン沖縄も常設のクラブラウンジとなりました。
カードキーが木製っぽいデザインに変更

以前はこの青いカードがクラブアクセス付きルームキーでした。
クラブラウンジが常設されてからは上記カードが通常となり、下記のカードがラウンジアクセス付きとなります。

リッツカールトン日光には行ったことがないのですが、そこのルームキーに似た木製デザインのカードがクラブラウンジ付きとなります。
1階ライブラリーから4階の元バーへ移動

クラブラウンジが4階の元バーに移動となりました。
以前は1階ライブラリー、プールサイドがクラブラウンジでした。

1階がクラブラウンジだった時はプールサイドでアルコールを含むドリンクもいただくことができましたが…

4階に移動となってしまったことでプールサイドで飲み物をいただくことができなくなってしまいました。
また、常設のクラブラウンジは水着を来たままでのラウンジ利用も不可となっています。
ランチが固定メニューから日替わりメニューに変更
以前のクラブラウンジランチメニューは種類が豊富でした。

これが常設クラブラウンジとなってからは…

日替わりメニューとなり、品数が大幅減となってしまいました。
ディナータイムのオードブルがセットメニューからビュッフェに変更
ディナーのオードブルはセットメニューがビュッフェメニューになりました。
この点は期間限定、常設関係なく、コロナの状況次第で変わってくるところだと思います。
変更点に関してまとめ
1階から4階に移動してしまったことでプールサイドでドリンクをいただくことができなくなってしまいました。個人的にはこれが最大の残念ポイントだと思います。
ただ、プールサイドでフリードリンクだとラウンジもプールも回転率がほぼなくなってしまうので致し方ないところではありますね。
あとはランチのメニュー数減も気になるところではありました。まーこれも今後変わってくるかと思います。
その他に関してはリッツカールトンのクラブラウンジということもあり、サービス等は申し分ありませんでした。
まとめ

リッツカールトン沖縄で常設となったクラブラウンジのレポートをまとめます。
2021年4月29日より常設クラブラウンジに
場所は1階から4階に移動
マリオットプラチナ以上でも有料(別途申し込みが必要)
利用料金はシーズンごとの変動性
日に5回のフードプレゼンテーションが魅力
アルコールを含むドリンクを終日提供
満足度の高いクラブラウンジであることは間違いありません。
ただ、日に5回のフード提供があるため、それでランチもディナーもある程度満足できてしまいます。
ただ、料金は1人10,000円~(別途税サ)となっており、コスパ的には必ずしも良いとは言えません。
リッツカールトン沖縄には鉄板焼やイタリアンなど行ってみたいレストランもあるのでそっちを優先させたい人はあえてクラブラウンジを利用せずでもよろしいかと。
アルコールがフリーなのでお酒が好きな人で尚且ランチやディナーは軽くでも良いという人には最適なクラブラウンジだと思います。