パテックフィリップ ワールドタイムのレビュー記事です。
箱をトランクルームに入れっぱなしで写真が撮れなかったのですが、久しぶりに引っ張り出してきたのでレビュー書いてみます。
パテックフィリップは世界3大時計と言われています。
自分が使っている時計はそのパテックのワールドタイムというシリーズです。
ワールドタイムという名前である程度の想像は付くかと思いますが、海外旅行に役立つ特別な機能が付いています。
海外に行く機会が多い人にはお勧めかも?自分は仕事でもプライベートでも海外に行く機会が多いので買ってみました。
パテックフィリップの時計はこれしか持っていないので全く詳しくなく、使ってみた感想くらいしか書けませんが、購入検討中の方にとって少しでも参考になれば幸いです。
※普段使いしているため、時計の傷が目立ち写真写りが悪いです。ご了承ください。
目次
パテックフィリップ ワールドタイムとは
「ワールドタイム」でググってもらえばわかると思いますが、この名称の時計はカシオやシチズンといった国産メーカーはもちろんのこと、海外時計メーカーでも作られています。
ただ、一番最初にワールドタイムという時計を開発したのはパテックフィリップだと思います。たぶん。

時計の盤面はこんな感じになっていて、世界中の主要都市名が書かれています。
これを見ると世界中の現在時間がわかるというのがこの時計の特徴。
まさにワールドタイムという名称そのままの機能を有した腕時計となっています。
海外旅行、特に日本との時差が大きい国に行った時は便利ですが、国内に居る時に見ると文字盤がごちゃごちゃしていて見辛いです。
海外によく行く人にはおすすめですが、全く行かない人は別な時計を買った方がいいと思います。パテックは他にもカッコイイ時計がいっぱいあるので。
パテックフィリップ ワールドタイム 5130P-001

自分が持っているのはパテックフィリップ ワールドタイム 5130P-001という時計です。
ブランド | パテックフィリップ |
---|---|
シリーズ | ワールドタイム |
材質 | プラチナ |
文字盤 | シルバー |
ベルト | 革 |
ムーブメント | 自動巻き |
新品定価 | \7,000,000くらい |
10年以上前のモデルで復刻もしていないため、新品はもう売っていない気がします。
5130の後ろに付いている「P」はプラチナの意味です。「G」ならゴールド。
プラチナ最高値期のモデルなので今復刻が出れば少し安くなるのかもしれませんが、パテックフィリップ自体が年々値上がりしているのでトントンくらいかもしれませんね。
このシリーズの最新版5131Pはベルトも革ではなくプラチナ製になっており、デザインも大きく変わっているので2,000万円くらいします。カッコイイけど流石に買えません。
ワールドタイム 5130Pの付属品

時計本体はこんな感じで細長い箱に真空パックビニールで包まれて入っています。

パテックの時計を買うと箱も付いてきます。

中はこんな感じ。

時計保管用の箱です。結構大きくて邪魔なので普段はマンションのトランクルームに入れています。
ちなみにパテックのロゴマークはカラトラバ十字(カラトラバマーク)と言われています。
パテックにはカラトラバと言われるシンプルデザインのシリーズもあります。詳しくは知りませんが、それがパテックのオーソドックスな時計なのかもしれませんね。

箱を開けるとこんな感じです。
ここに時計を閉まっておくのが普通かもしれませんが、大きくて場所を取るので自分は使っていません。

箱の下にはも何か入っています。

大きめの手帳くらいのサイズ。

中は保証書や商品説明などです。

あとはワールドタイムのカタログみたいなのが。

このカタログ、結構分厚いのですが

英語、ドイツ語、中国語などの多言語で同じ内容が書かれているだけです。
日本語ページも一応あります。
付属品はこんなところです。
ワールドタイム 5130Pの本体┃旅行に役立つ特別な機能とは

本体はこんな感じですね。
丸い穴があって短いのが時針、長いのが分針です。
パテックのワールドタイムに秒針はありません。
で、先程少し書いた世界中の時間が一目でわかるという機能を詳しく説明します。
普段はTOKYOが一番上にくるようにしておきます。
時針と分針でわかるかと思いますが、写真を撮った時間は日本時間の朝8時ごろ。
で、その時に他の国を見ると

ハワイは昼間の13時

ニューヨークは夜になりかけの夕方18時

フランスのパリは夜中24時ごろというのが一目でわかります。

日本と真逆にあるブラジルのリオですが、東京が朝8時なら向こうは夜の20時ということがわかりますね。

で、左上にあるこのボタンを1回押すと文字盤と時針が1時間分進みます。

例えばハワイに行った時。
左上のボタンを何回か押すとHAWAIIが一番上にきます。
現地滞在中はこのようにしておけば、その時日本は何時なのかすぐにわかります。
ハワイで昼間13時の時は日本は朝8時というのがワールドタイムだと一目瞭然。
これが海外旅行に役立つ特別な機能というわけです。
ワールドタイムの本体┃自動巻き時計の裏側

裏側はこんな感じです。腕に付けてると見えない部分ですがなかなかカッコイイですね。
最初は大事に使っていましたが、3ヶ月もするの扱いが雑になってしまい、ところどころ傷だらけです。

自動巻きだと赤丸部分が常にクルクル回っています。
これが針や文字盤を動かす動力になっているのかと。
で、青丸部分は腕の振るなどすると回ります。それが自動でネジを巻く動力になっている部分かと思います。
ワールドタイムの 5130Pベルト・バックル

ワールドタイム 5130Pのベルトは革です。
個人的には革よりも金属製ベルトの方が好きですね。革だと汚れ目立つので。

バックルはこれ。これもプラチナ製です。
パテックのDバックルで検索するとカラトラバマーク付きのものが定番として出てきますが、このタイプのものもあります。
プラチナ製だとこのバックルだけでも数十万円するので簡単に交換はできません。
パテックのベルトやDバックルはネットだと品薄で買えないイメージですが、神田にある『パテックフィリップジャパン』に行ってオーダーすれば買えるはずです。
ちなみにクロコの竹斑ベルトは確か6万円くらい、Dバックルが50万円くらいだった気がします。
買ってから一度だけオーバーホールに出しましたが、その時の値段は13万円くらいだったかと。
パテックは付属品やオーバーホール費用だけで普通のブランド時計が買えてしまうくらいの金額です。
パテックフィリップインターナショナルマガジン

パテックは時計を買ってネットからオーナー登録すると上記のような雑誌が定期的に送られてきます。
パテックフィリップインターナショナルマガジンについて詳しくはこちらの記事をご覧ください。

内容はクレカのマガジンと似たようなものです。特に面白いとは思いませんでした。
パテックのオーナー登録にはこの定期マガジン以外、特にメリットないので要らない人は登録しなくてもいいのかなと思います。
パテックフィリップはどこで買うのがいいのか
パテックフィリップは正規販売店で買うのが間違いないと思います。
東京の場合は
- 銀座の『THE HOUR GLASS』
- 銀座の『日新堂』
- 幡ヶ谷の『YOSHIDA』
- 南青山の『スフィア』
この辺りが有名なパテックの正規販売店だと思います。
他にも日本橋の三越や高島屋なども正規販売店ですが、品揃えは若干少ない気が。
また、三越や高島屋でも株主優待やクレジットカードの割引、ポイント還元などもありません。ハイブランドなので。
上記に挙げた4店舗で買うのが品揃え的にも間違いないかと。
ちなみに自分はいろいろお店を回りましたが正規販売店で欲しい時計がなかったため、『銀座エバンス』で購入しました。
正規販売店ではありませんが、老舗ですし、有名な「とんねるずの時計を買うシリーズ」で何度もテレビに出ているお店なので信じて買ってみました。
欲しかったワールドタイム 5130Pが新品未開封だったので購入を決断。
注意点として、正規店以外で買った場合、偽物の可能性もあります。
本物かどうかは購入後の製品登録、正規サービスセンターでのオーバーホールなどで判断するしかありません。
神田にある『パテックフィリップジャパン』はパテックの正規サービスセンターですが、販売は行っておらず、メンテナンスサービスのみとなります。
ワールドタイム現行モデルの新品価格
2019年2月時点のワールドタイム現行モデルの新品価格を簡単に紹介しておきます。
おおよその額となります。
5131/1P-001 | 2,000万円くらい |
---|---|
5230G-001 | 550万円くらい |
5230R-001 | 550万円くらい |
5930G-001 | 800万円くらい |
こんな感じです。
自分が持っている5130Pの後継モデルは5131Pや5230G、5230Rなどです。
5930Gはワールドタイムクロノグラフなので少しシリーズが違います。
現行モデルでも常に買えるというわけではありませんが、正規販売店に問い合わせれば取り寄せてくれる可能性は高いです。
パテックフィリップのオーバーホール
オーバーホールなら神田に持って行くのが間違いないはずです。
パテックフィリップジャパン 神田
自分もそこへ一度オーバーホールに出しました。
偽物だと受け付けてくれません。ここで受け付けてくれれば本物間違いなしです。まーよほど怪しいところで買わない限りは大半が本物だと思います。
オーバーホール費用は前述した通り13万円くらいでした。
シリーズや故障具合によっても値段が変わってきます。
ワールドタイムは故障や部品交換がなくても13万円くらい。これが最低料金ということになります。
こういった時計はだいたい3~5年に一度はオーバーホールが必要であり、その都度これくらいのメンテンナンス費用がかかります。
ちなみに以前使っていたロレックスは5万円くらいのオーバーホール費用でした。
パテックフィリップ ワールドタイムのまとめ

興味ない人には全く価値を感じられないものかもしれませんが、個人的には結構気に入っています。
日本にいる時は秒針もなければ文字盤もごちゃごちゃしていて見辛いんですけどね。
でも機能性よりもデザイン面が気に入っているので大事に使っていこうかと。
- 世界中の時間が一目瞭然・海外旅行者におすすめ
- 数年置きに新作が出る
- ハイブランド価格は年々上昇傾向なので買うなら早めがいい
まとめるほどの内容でもなかったですね。
数年置きに新作が出ますが過去モデルの価値が下がるということはないと思います。その辺は家電とかと違うので。
また、最後に書いた部分が重要で、ヴィトンもシャネルもエルメスも10年前と比べると価格が1.5倍以上になっている気がします。
パテックやヴァシュロン、ピゲも年々上昇傾向。どれも決して安くはありませんが、どうせ買うなら早めがいいと思います。
パテックは一生ものと言われており、親から子供、子供から孫へが公式コンセプトでもあるので長く使えるはずです。