キンドルでの漫画購入数も2,000冊突破となりました。
好きな漫画ジャンルは様々ですが、この中で不良・ヤンキー漫画は2割くらいありそう。もちろん、週間連載で読んだ上で購入しないと判断した作品の方が多いと思いますが。
不良・ヤンキー漫画が好きな理由は深く考えず、気軽にサクっと読めるところですね。
今回はこれまで読んだ中でも特におすすめの不良漫画、ヤンキー漫画ベスト10をご紹介します。
ちなみにこのジャンルでも暗い話、グロい話、落ち込むような話は嫌いなのでそういうったものは省きます。ヤンキー漫画でも明るい話が好きです。
おすすめ不良・ヤンキー漫画ベスト10
作者が被っている作品もあるのですが、率直に面白いと思う漫画なのでそのままおすすめとして紹介しちゃいます。
10位:『ホーリーランド』森恒二
全18巻完結
主人公はヤンキーではなく引きこもりキャラです。
そんな主人公がボクシングとストリートファイトを覚えて街にいるヤンキーと戦っていくというストーリー。
ひ弱な主人公がどんどん強くなって強敵を倒していくっていうバトル漫画はあまり好きではないのですが、この『ホーリーランド』はなかなか面白いです。
ありきたりなバトル漫画と違ってリアルっぽいところが面白く感じる理由かもしれません。
作者の森恒二が描く他作品『自殺島』『創世のタイガ』なども独特の雰囲気があって好きです。
9位:『A-BOUT!』市川マサ
全19巻完結
ヤンキー漫画でよくある、不良校に転校生がやってきて、一年生だけでなく上級生も倒してしまうというパターン。
弱いキャラが強いキャラを倒して成長していくという話より、こういう無双漫画の方が個人的には好きです。
『A-BOUT!』もヤンキー漫画の例に漏れず、伏線などが少なく深読みせずに気軽に読めます。電車などちょっとした移動時間にサクっと読めるのでおすすめ。
主人公の一年生編がこちらで19巻完結。続編で二年生編が5巻ほど続きますが、正直そちらは微妙。
まずはこの19巻を読んでみて、続きが気になるようであれば二年生編も読んでみるといいかもしれません。
8位:『カメレオン』加瀬あつし
全47巻完結
主人公の名前は「矢沢栄作」ですが、矢沢永吉さんがモデルではありません。
どちらかというと矢沢永吉のモノマネをしている出川哲朗がモデルのような漫画。ヤンキー漫画+ギャグ漫画みたいな感じですね。
作者の加瀬あつしさんの漫画はほぼ全てヤンキー漫画だと思いますが、正直この『カメレオン』が全盛期で、その他の作品はそこまで印象に残っていません。
唯一『ジゴロ』という走り屋漫画がそこそこ面白かったかなと。他は買うほどでもないというのが個人的な感想。
『カメレオン』も実は47巻まで出ていて最初から読むとなるとちょっとしんどいですね。
この先に挙げる上位ヤンキー漫画を全て読み尽くした後で、それでも物足りないという人向けということで。
一応、カメレオンの正式な続編として『くろアゲハ』という漫画が連載中です。全盛期のカメレオンほどではありませんが、そこそこ面白いヤンキー漫画だと思います。
7位:『セブン☆スター』柳内大樹
全9巻完結(第一部完結)
『セブン☆スター』は確かに2020年7月時点で全9巻完結と言えば完結なのですが、話はまだまだ序盤中の序盤です。
今はまだ第一部完結という状態。
『セブン☆スター』と言えばタバコの銘柄ですが、昔最強だった7人の不良集団からとった漫画タイトルです。
第一部完結時点でも7人全員が出てくるわけではありません。この時点でもかなり面白いので、今後の展開次第ではベスト3くらいまで行く可能性もあります。
ちなみに事実上の『セブン☆スター』第二部は『SEVEN☆STAR MEN SOUL』というタイトルでヤンマガで連載されていましたが全7巻で完結しています。
こちらは7人の中で最も強かった「美船敏郎」が主人公ですが、第一部のキャラと出会うことはなく、舞台はイギリスのギャング抗争となります。
ヤンキー漫画と言えなくもありませんが、どちらかというとヤクザ漫画になってきますね。
『SEVEN☆STAR MEN SOUL』が完結し、主人公が日本に戻ってくるので本家『セブン☆スター』も二部がそろそろ始まりそうな気がします。
6位:『エリートヤンキー三郎』阿部秀司
第一部全26巻完結
第ニ部全25巻完結
タイトルはヤンキー漫画そのものですが、これもカメレオン同様にヤンキー漫画+ギャグ漫画となっています。
どちらかというとギャグ要素が強い漫画かもしれません。
見た目弱そうな主人公がある条件下では最強ヤンキーになり、校内を制覇したあとは全国制覇を目指していくという流れとしては王道パターン。
登場人物全員がもれなく馬鹿なのでギャグ漫画になってしまうという話。最後まで飽きずに読めますね。
5位:『東京リベンジャーズ』和久井健
2021年4月現在、コミックスは22巻まで発売、連載継続中です。
『東京リベンジャーズ』は10巻以内完結のおすすめ漫画でも紹介した漫画です。ただ、それから数巻追加で発売されているので10巻以内ではなくなってしまっているのですが。
2021年4月現在も週刊少年マガジンで連載中なので、今後の展開次第では更に上位となる可能性も。
ヤンキー漫画+タイムリープ漫画ということでどちらもヒットする要素を押さえており、間違いのないおもしろ作品です。
作者の和久井健さんが描いた『新宿スワン』も面白いのですが、ちょっと重くて暗い話もあるので個人的にはあまり好きではありません。
『デザートイーグル』はちょっと急いで進めすぎた感があり、『セキセイインコ』はあまり面白くありません。
重い話も苦手でなければ『新宿スワン』、それ以外であればこの『東京リベンジャーズ』を読んでおけば間違いないはずです。
4位:『ナンバMG5&ナンバデッドエンド』小沢としお
ナンバMG5(第一部)全18巻完結
ナンバデッドエンド(第二部)全15巻完結
気をつけて欲しいのは『ナンバMG5』が第一部で、『ナンバデッドエンド』が第二部です。購入する際は注意してください。
平成生まれの若い人だと知らないかもしれませんが、以前に「MK5(エムケーファイブ)」という言葉が流行りました。訳すと「マジでキレる5秒前」という意味で、凄く怒っていることを表します。
第一部『ナンバMG5』の「MG5」はそこからとって「マジギレ5秒前」という意味だと思います。
今では死語となった「MK5」を文字った漫画ということでお解りいただけるかと思いますが、とにかく古いヤンキー漫画なので絵がちょっと今風じゃないです。
まーそれでも十分面白いと思える漫画です。
作者の小沢としおさんは一貫してヤンキー漫画を書き続けていますね。
どの小沢漫画ももれなく面白いですが、その中でも個人的には『ナンバMG5&ナンバデッドエンド』が一押しです。
この他の作品だと『フジケン』『Gメン』などもおすすめです。
3位:『キューピー』高橋ヒロシ
全8巻完結
『キューピー』も10巻以内完結のおすすめ漫画でも紹介した漫画です。
そちらで第一位に挙げたおすすめ漫画。
10巻完結でここまで話を盛り上げて、そしてしっかり完結させている漫画も珍しいと思います。
主人公以外も魅力的なキャラが多数出てくるのも人気の理由です。
実際、『キューピー』登場キャラのスピンオフ漫画もいくつか出ており、そこそこ人気になっている模様。
ただ、個人的には高橋ヒロシさんが描く漫画以外、スピンオフ系は好きじゃありません。世界観が崩れる気がするのでおすすめしません。
2位:『CROWS(クローズ)』高橋ヒロシ
全26巻完結
2作品続けて高橋ヒロシさんの漫画となってしまって申し訳ないのですが、ヤンキー漫画なら『CROWS(クローズ)』は外せません。
有名不良校に転校生してきた主人公がめちゃくちゃ強くてすぐに校内を制覇。その後、他校との抗争に発展していくという定番の流れ。
8位に挙げた『A-BOUT!』も同じですが、このパターンのヤンキー漫画はだいたい面白いですね。
その中でもこの『CROWS(クローズ)』は是非とも読んでみて欲しい作品。
高橋ヒロシさんのヤンキー漫画にハズレはなく、『CROWS(クローズ)』の続編とも言える『WORST(ワースト)』ももちろん面白いです。(ヤンキー漫画とは言い難い『ジャンクランクファミリー』は正直つまらないです。)
ただ、『WORST(ワースト)』は『CROWS(クローズ)』の劣化版という意見もあるのでヤンキー漫画ベスト10からも外しました。
2019年1月、『CROWS(クローズ)』と『WORST(ワースト)』を通して無敗の最強キャラ「花木九里虎」のスピンオフが週刊少年チャンピオンで始まりました。
スピンオフは好きではないのですが、流石にこれはちょっと気になるので読んでみようかと思っています。
1位:『今日から俺は!!』西森博之
全38巻完結(文庫版は18巻完結)
『今日から俺は!!』は2018年に実写化もされ、異例のヒットとなったので知っている人も多いかと思います。
原作となるこちらの漫画は1990年代の作品。思ってた以上に古い漫画でした。確かに最初の実写化作品をビデオテープでレンタルした記憶があります。
ちょい古いヤンキー漫画ですが、今読んでも文句なしで面白いはず。
今も色褪せず面白い漫画だからこそ20年以上経った2018年にリメイクの実写化がされたのだと思います。
王道のヤンキー漫画でありながらギャグ要素もあり、ラブコメ要素もあり、暗い話無しで終始一貫して楽しく読める作品となっています。
『今日から俺は!!』の後も、西森博之さんの漫画はそこそこ面白いのですが、やはりこれを超える作品は出てきませんね。
『お茶にごす。』や『天使な小生意気』などもまぁまぁではありますが、やはり『今日から俺は!!』が別格で面白いです。
その他、おすすめのスポーツ+ヤンキー漫画まとめ
ヤンキー漫画と言えばヤンキー漫画なのですが、どちらかというとスポーツ要素が強く、スポーツ漫画に分類されがちな作品も紹介しておきます。
このジャンルの定番は不良が更生してスポーツに打ち込み、最強のチームとなっていくというものですがもれなく面白いです。
あまりに王道すぎて最近はあまり見かけなくなりましたが、失敗の少ないジャンルだと思うのでどんどん描いていって欲しいですね。
『ROOKIES(ルーキーズ)』森田まさのり
全14巻完結
ドラマも大ヒットしたので知らない人は少ないかと思います。
不良が更生し、野球に打ち込み甲子園を目指す。
ヤンキー要素は次第に薄れ、スポーツ+感動の漫画となっていきます。
全14巻で読みやすいボリュームだと思うので、読んだことのない人は是非見てみて欲しいです。
森田まさのりさんの作品で同じく大ヒットした『ろくでなしBLUES』もおすすめのスポーツ+ヤンキー漫画。
こちらは不良からボクサーを目指すという王道の流れとなっています。
『ANGEL VOICE(エンジェルボイス)』古谷野孝雄
全40巻完結
『ANGEL VOICE(エンジェルボイス)』は野球ではなくサッカー部の話。
流れは変わらず、不良が更生してサッカーをやり始め、強豪校となり全国制覇を目指すという定番パターン。
スポーツ+ヤンキーというヒット要素に加え、ルーキーズ同様に泣ける話も挟んでくるので面白くないはずがありません。
全40巻を読むのはちょっとだるいですが時間があれば是非読んでみて欲しい作品。
作者の古谷野孝雄さんを調べてみたのですが、『ANGEL VOICE(エンジェルボイス)』以外にも野球漫画の『GO ANd GO』という作品があるようです。
こちらは読んだことがないので後で買って読んでみます。面白ければ追記でご紹介します。
『SLAM DUNK(スラムダンク)』井上雄彦
全31巻完結
もはや殿堂入りと言っても差し支えない『SLAM DUNK(スラムダンク)』、こちらもスポーツ+ヤンキー漫画です。
残念ながら作者の井上雄彦さんの意向で電子書籍化されていません。今後もされる見込みはなさそうです。
ただ、面白さでは『ONE PIECE(ワンピース)』『ドラゴンボール』『HUNTER×HUNTER(ハンター×ハンター)』などに並ぶ最高レベルであることは間違いありません。
読んだことないのであれば絶対に読んでみて欲しいおすすめ漫画です。
おすすめ不良・ヤンキー漫画ベスト10
他のヤンキー漫画には『湘南純愛組』や『BE-BOP-HIGHSCHOOL』、『莫逆家族』『特攻の拓』『OUT』などもあるのですが、個人的にはやはりベスト10に挙げた作品が別格でおすすめ。
まとめておくので機会があれば是非、全作品読んでみて欲しいです。
おすすめ不良・ヤンキー漫画ベスト10
こちらの記事も併せて見てみてください。


ビーバップハイスクール とかも昔らしくて
面白いっすよ
ブログ読んでいただきありがとうございます。
ビーバップハイスクール、有名な不良漫画であるにも関わらず、お恥ずかしながら全巻読んだことがありませんでした。
アメトーークでビーバップハイスクール芸人を見た時も興味は持って、後で買おうとは思っていたのですが…
近いうちに全巻買って読んでみます。その上で記事を追記したいと思っています。