漫画の中でもスポーツジャンルは鉄板中の鉄板。特に人気スポーツの野球、サッカー、バスケ辺りはハズレが少ないですね。
アツいシーン、泣ける感動シーンが多いというのもスポーツ漫画の特徴だと思います。
その中でも特に面白いと思ったおすすめスポーツ漫画をランキング形式でご紹介します。
おすすめスポーツ漫画ランキング
電子書籍化されているおすすめのスポーツ漫画をご紹介します。
10位:『GIANT KILLING』(サッカー)ツジトモ、 綱本将也
2021年4月現在、コミックスは57巻まで発売、連載継続中です。
スポーツ漫画といえば高校の部活動というのが定番パターンですが、この『GIANT KILLING』はプロサッカー選手の話、つまりJリーグが舞台です。
正確に言うとJリーグではなく、フィクションということで「リーグジャパンフットボール」という架空の団体です。出てくるチーム名も実際のJリーグチームとは異なります。
高校の部活動ではないので青春っぽさは全くないのですが、プロの苦悩や困難を乗り越える過程などで胸を打つシーンがおすすめポイント。
また、タイトルの『GIANT KILLING』の通り、大物食い・番狂わせがメインテーマということで弱小チームが強豪に勝つというところでアツくなるシーンも多いかと思います。
50巻以上の漫画ですが、漫画の中では1年も経過しておらず、中身の濃いサッカー漫画です。
9位:『Harlem Beat』(バスケット)西山優里子
全29巻完結
高校バスケの話ですが、最初はストリートバスケから始まります。
元は運動オンチ、冴えない少年が主人公で実はある分野にのみ特化しているという設定はよくあるのですが、この『Harlem Beat』もそのパターンです。
野球やサッカーでは上手くいかず、高校で始めたバスケもいまいちだったが、ストリートバスケでようやく芽が出始めるという展開。
多少、リアリティに欠ける部分もあるかもしれませんが高校部活っぽい青春感動シーンなども多々あり、なかなか面白い漫画です。
8位:『ANGEL VOICE』(サッカー)古谷野 孝雄
全40巻完結
不良が更生して部活に打ち込み全国を目指す、これもスポーツ漫画の王道パターンですが『ANGEL VOICE』もその一つ。
県内でも有名な不良軍団がサッカーで全国を目指す話。世界No1人気スポーツのサッカーとの組み合わせなので外れるはずがありませんね。
また、『ANGEL VOICE』というタイトルは40巻ある中でも後半部分の伏線。最後の方は泣ける感動漫画でもおすすめしたい内容となっています。
7位:『アイシールド21』(アメフト)村田 雄介
全37巻完結
野球、サッカー、バスケがスポーツ漫画の王道ですが、この『アイシールド21』はアメフトがテーマとなっています。
しかも高校のアメフト部が舞台。なかなかないテーマですが、それを面白くしているのは作者の力だと思います。
高校アメフトのことはよくわかりませんが、おそらくリアリティは薄めだと思います。ただ、最低限のリアルはしっかり抑えているはずですし、アメフトを全く知らない人への説明もくどくない範囲でされているので読みやすいです。
『アイシールド21』は10年くらい前の作品だと思いますが、同じ作者が今現在連載している『ワンパンマン』もおすすめです。
こちらも「本当に面白いおすすめ漫画ベスト10」で紹介している漫画です。
6位:『ダイヤのA』(野球)寺嶋裕二
第一部の『ダイヤのA』は47巻完結
2021年4月現在、第二部の『ダイヤのA act2』は25巻まで発売、連載継続中です。
アマゾンや楽天で検索すると連載中の『ダイヤのA act2』が先に出てくると思いますが、第一部は後ろに何もない『ダイヤのA』なのでご注意を。
高校野球を題材にした漫画は数多く、名作も多数あります。今でも夏の風物詩と言われる甲子園、そこを目指す高校球児の青春ストーリーは鉄板のテーマと言えるでしょう。
その中でも『ダイヤのA』は特におすすめ!
第一部と第二部併せて既に60巻以上となっており、普通なら少しだらけてくるところですが、全く飽きる場面がありません。それどころか最新刊が一番面白い状況です。
アツいスポーツ漫画、感動できるスポーツ漫画を探しているのであれば『ダイヤのA』を是非読んでみてください。
5位:『シュート!』(サッカー)大島司
第一部の『シュート!』は33巻完結(文庫版は全16巻)
第ニ部の『シュート!蒼きめぐり逢い』は5巻完結(文庫版は全3巻)
第三部の『シュート!熱き挑戦』は12巻完結(文庫版は全6巻)
第四部の『シュート!新たなる伝説』は16巻完結(文庫版は全8巻)
- 『シュート!』
- 『シュート!蒼きめぐり逢い』
- 『シュート!熱き挑戦』
- 『シュート!新たなる伝説』
第一部から第四部はこの順番です。順番通りに読まないと話がわからなくなると思うので注意してください。
第一部の連載はもう30年も前のこと。今見ると絵やノリが古く感じるのも仕方ないですね。
ただ、名作は名作。昭和生まれなら知らない人はいないレベルのレジェンドサッカー漫画だと思います。
高校サッカーから海外留学、最後の第四部ではダブル主人公というパターンでダレることなく面白い展開が続きます。
アニメも好きでしたが完結までは放送されていなかったと思うのでストーリーを最後まで見るなら漫画で読むしかありません。
4位:『ROOKIES』(野球)森田まさのり
全14巻完結
『ROOKIES』はドラマも映画も大ヒットしたので知っている人が多い漫画だと思います。
こちらも『ダイヤのA』同様、王道の高校野球漫画。更に『ANGEL VOICE』と同じく鉄板と言われる不良が更生して全国大会を目指すといういいとこ取り。
14巻完結なのでまとまっていると言えば確かにそうなのですが、中途半端に終わっている感も少しあります。もう少し引っ張るというか、先まで描いてくれても良かった気がしますね。
ただ、それでも十分に面白い漫画。感動するシーンが多いですね。『ROOKIES』に関してはテレビドラマもおすすめ!
アマゾンプライム会員なら無料で視聴可能です。
3位:『アオアシ』(サッカー)小林有吾、 上野直彦
2021年4月現在、コミックスは23巻まで発売、連載継続中です。
『アオアシ』も高校サッカーと言えば高校サッカーなのですが、普通の高校ではなくJユースの話です。ユースを題材にしたサッカー漫画はこれまでなかった気がします。
高校サッカーよりも一つ上、プロを目指すためのサッカーということで青春よりもシビアな場面が多いです。従って青春や友情、泣けるシーンは少ないというかほぼ皆無な気がします。
感動、泣けるスポーツ漫画というよりはアツくなれるスポーツ漫画という感じ。
少し気になるのはキャラの感情表現がおかしかったり、伏線となりそうな重要なセリフが結局は何でもなかったりというのがちょくちょくあります。あえてなのかどうなのかわかりませんが…。
良くいえば型に嵌った表現に頼らない、悪く言えばキャラの感情表現が下手、といった感じです。
いずれにせよ現在連載中、ストーリーはまだ序盤という感じもするので今後の展開も期待できそうです。
2位:『弱虫ペダル』(自転車)渡辺航
2021年4月現在、コミックスは71巻まで発売、連載継続中です。
自転車ロードレース漫画はたまに目にするのですが『弱虫ペダル』ほどのヒット作品は少ないと思います。
アニメも大ヒットで人気度は他の球技漫画にも負けないレベル。
高校スポーツ漫画でよくある冴えない主人公がある競技に関してはずば抜けているという、この設定は良くある感じかと思います。
自転車で競っている最中も会話したり、最後尾からトップまで一気に駆け上がったりとリアリティには欠けるかもしれませんが、それも含めて十分楽しめる漫画。
出演キャラそれぞれにドラマがあり、泣ける感動漫画となっています。
自転車競技を全く知らない人でも問題なく読めるのでおすすめです。
1位:『BE BLUES!~青になれ~』(サッカー)田中モトユキ
2021年4月現在、コミックスは43巻まで発売、連載継続中です。
本当に面白いおすすめ漫画ベスト10、感動・泣ける漫画でも紹介済みの『BE BLUES!~青になれ~』、スポーツ漫画でも間違いなくおすすめです。
小学校から始まり中学サッカー、高校サッカー、そしてタイトルの「青になれ」通り、日本代表・サムライブルーを目指すというストーリー。
序盤から泣ける展開あり、中学高校でアツくなれる場面も多数出てきます。
スポーツ漫画というジャンルで括らずともすべての漫画の中で歴代トップクラスにくる面白さです。
発行部数の少ないサンデーではなくジャンプやマガジンで連載されていればもっとヒットしていたのではないかと思います。
電子書籍化されていないけど鉄板の面白いスポーツ漫画
スポーツ漫画は電子書籍化されていない名作もいくつかあります。
基本的には電子書籍がおすすめですが、この辺りは読んでおいて損はないと思います。
『はじめの一歩』(ボクシング)森川 ジョージ
2021年4月現在、コミックスは129巻まで発売、連載継続中です。
ボクシング漫画の金字塔『はじめの一歩』もおすすめスポーツ漫画の一つです。
既に127巻まで出ているので買ってイチから読むのはきついですが…序盤~中盤にかけては間違いなく面白い。マガジンの看板漫画だけのことはあると思います。
ただ、最近の内容は…ネタバレになってしまうので詳しくは書けませんが、ストーリー漫画の引き際は大事だと思います。
無理に引っ張っても仕方がないのでどこかでしっかり締めるのも必要ですね。
『H2』(野球)あだち充
全34巻完結(ワイド版17巻完結)
同一作者の『タッチ』や『MIX』は電子書籍化されているのですが、なぜかこの『H2』は紙媒体のみです。そのうち電子書籍化される可能性もゼロではありません。
『MIX』も面白いと言えば面白いのですが、『タッチ』『H2』『クロスゲーム』と高校野球漫画が続いた後の最新作ということでマンネリ感が否めません。
この中でも『H2』は甲子園までしっかり描かれていてダレる感じもなくおすすめです。『タッチ』は絵やノリが少し古いかなという印象。
アニメもやっていた気がしますが完結まで行っていたかは覚えていません。
『SLAM DUNK』(バスケット)井上雄彦
全31巻完結(完全版24巻、新装再編成版20巻)
殿堂入り、スポーツ漫画というジャンルで括らずとも全ジャンルでトップクラスの面白さ。
作者が電子書籍反対派なので電子化される可能性はほぼゼロですが、紙コミックスを買ってでもでも絶対読んでおきたい漫画です。
バスケット漫画の火付け役、日本のバスケット普及にも貢献した作品だと思います。
欲を言えば完結後、先の話も見たかったのですが、続きが気になるくらいのところで終えたからこそ名作となったかもしれません。
今後も『SLAM DUNK』を超えるバスケット漫画、スポーツ漫画は出て来ない気がします。
おすすめスポーツ漫画ベスト10まとめ
アツくなれるスポーツ漫画、青春・感動できるスポーツ漫画をご紹介しました。
最後に軽くまとめておきます。
おすすめスポーツ漫画ベスト10まとめ
- 10位:『GIANT KILLING』(サッカー)ツジトモ、 綱本将也
- 9位:『Harlem Beat』(バスケット)西山優里子
- 8位:『ANGEL VOICE』(サッカー)古谷野 孝雄
- 7位:『アイシールド21』(アメフト)村田 雄介
- 6位:『ダイヤのA』(野球)寺嶋裕二
- 5位:『シュート!』(サッカー)大島司
- 4位:『ROOKIES(ルーキーズ)』(野球)森田まさのり
- 3位:『アオアシ』(サッカー)小林有吾、 上野直彦
- 2位:『弱虫ペダル』(自転車)渡辺航
- 1位:『BE BLUES!~青になれ~』(サッカー)田中モトユキ
電子書籍かされていないおすすめスポーツ漫画
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