漫画レビュー

【面白くて】学べる・為になるおすすめ漫画

漫画レビューの記事ではこれまでに【おすすめ漫画ベスト10】【10巻以内完結のおすすめ漫画】などを書いてきましたが、今回は学べる漫画・為になる漫画をご紹介したいと思います。

今までの漫画レビュー記事でも言いましたが、「面白い・面白くない」は全て主観であり、人によっては全く真逆の感想になるかもしれません。

今回の「学べる・為になる」も同様、自分は勉強になった漫画ですが、人によっては全く役立たずで面白くもない作品かもしれません。その点はご了承願います。

また、あくまでも漫画なので深堀りせず、面白さを重視した漫画もあります。

更に、経済ものや宗教ものは解釈が様々で、必ずしも内容が正しいとは言い切れない漫画もあるので、それも併せてご了承ください。

大前提として、とにかく面白さ重視です。学べる漫画であってもつまらないものは除外しています。

株式投資を学べる漫画

株を学べる漫画はいろいろありそうで意外とありませんでした。

更に面白さも追求するとこの2作品くらいに絞られました。

『インベスターZ』三田紀房

全21巻完結

全国屈指の名門私立高、そこの運営資金は一部の学生だけが入れる「投資部」の運用益によって賄われているという話。

秀才だけが集まる学校の中でも、各学年でトップとなったものだけが「投資部」にスカウトされます。

株式投資未経験の主人公が株を学びながら、投資で利益を上げていくというストーリー。

株を学べると言えば学べる漫画。

ただ、これを読んだだけで株の勝率が上がるかというとそういう類のものではありません。

株式投資をやったことがない人は多少勉強になるかもしれませんが、あくまでもエンタメなので。

これから株をやってみようと考えている人は、少なくともこの漫画くらいの知識は持って臨んだ方がいいので、そういう人にとって、『インベスターZ』は面白くて学べるのでおすすめです。

『銀と金』福本伸行

全11巻完結

『カイジ』『アカギ』でお馴染み、福本伸行さんの漫画です。

30年近く前の漫画ですが、この頃の福本作品が一番面白いですね。

現在進行中の『カイジ』『最強伝説 黒沢』、既に終わりましたが『アカギ』の終盤なんかは酷いです。福本さんも連載を絞ってクオリティを上げて欲しいですね。

話が逸れましたが、『銀と金』は株が学べるというよりは、経済全般を学べる漫画だと思います。

富裕層の裏社会を描いた漫画ですが、流石に30年前なので今となっては当てはまらないものも多いですが、「こういうこともある」というのを知っておいて損はないかと。

株式投資で言えば「仕手戦」について軽く触れています。

株の世界で良くある「仕手」について、『インベスターZ』では描かれていないので、その辺りはこの『銀と金』を見てみてください。

当たり前ですが、これを読んだからといって株で勝てるようになったり、お金持ちになれるというわけでもありません。

知っておいて損はないだろうくらいの知識は得られます。

経済全般を学べる漫画

株と違って経済を学べる漫画は数多くあります。

一応、自分が見た中で面白くて為になると思ったものをご紹介しますが、これ以外にもあるかもしれません。

この辺りはそこそこ面白くて勉強にもなると思います。

『エンゼルバンク』三田紀房

全14巻完結

『エンゼルバンク』の作者:三田紀房さんは、先に挙げた『インベスターZ』と、この後に紹介する『マネーの拳』も描いています。

この『エンゼルバンク』は受験漫画で有名な『ドラゴン桜』の続編(外伝?)となっています。

受験の話ではなく転職の話なんですが、これが経済全体への話へと広がっていきます。

もちろん、『ドラゴン桜』でお馴染みのキャラも数年後という感じで出てくるのでファンの方はより楽しめると思います。

三田さんの漫画はどれもとても勉強になるのですが、個人的にはこの『エンゼルバンク』が最も為になる気がします。

『ドラゴン桜』を見ていない人でも問題なく読めるので、転職や経済全般に興味がある人は絶対に見て欲しい漫画です。

この記事で紹介する漫画の中で一番のおすすめとなります。

『マネーの拳』三田紀房

全12巻完結

プロボクサーを引退した主人公が実業家として商売をスタートし、株式上場を目指すストーリー。

飲食、アパレル、商社など、立ち上げや資金繰り、仕事の奪い合いといったものを漫画で分かりやすく学ぶことができます。

また、ベンチャー企業が株式上場を果たすまでのハードルや上場後の苦労なども知ることができ、株式投資を行う上での知識も身につきます。

まーこの漫画に限った話ではありませんが、多少大げさだったり、ありえない展開もあるわけですが、その辺はフィクション、エンタメなので突っ込むのは野暮でしょう。

経済全般を学ぶには非常にわかりやすい漫画なのでおすすめです。

『ミナミの帝王』天王寺大 (著)、郷力也 (イラスト)

2020年4月現在、コミックスは156巻まで発売、連載継続中です。

『ミナミの帝王』は150巻超えの老舗漫画なので知っている人も多いと思います。

「十日で一割の金利」、いわゆる「トイチ」でお金を貸す闇金業の話です。

違法の金融業なのですが、人情話もあれば暗いネガティブな話もあるので個人的には好きになれないシリーズも多々あります。

ただ、非常に勉強になる漫画であることは確かです。

闇金といえど金融業なのでお金や経済にまつわること、それに関する法律などが漫画で分かりやすく描かれています。

更には仮想通貨などの旬な話題にも触れたりもします。

できれば1巻から見ておきたい漫画ですが、流石に150巻も出てると読むのが面倒です。50巻辺りまでの話は古さも感じるので。

まー70巻以降でそのシリーズの最初から見るのがいいかと思います。だいたい1シリーズ1巻半くらいの話だったかと。長編シリーズもあります。

『ナニワ金融道』青木雄二

ナニワ金融道:全19巻完結
新ナニワ金融道:全20巻完結
新ナニワ金融道R(リターンズ):全6巻完結
ザ・ナニワ金融道:8巻(連載中)

『ナニワ金融道』はシリーズ合計50巻以上出ている人気漫画です。

『ミナミの帝王』はトイチ・闇金の話でしたが、こちらは真っ当な街金(消費者金融)の話です。

一般の人がイメージする消費者金融はアイフルやアコムといったカードローンですが、『ナニワ金融道』のストーリーは対面の金貸し屋の話です。

真っ当は真っ当ですが、違法スレスレのグレーゾーンを駆使して貸付金を回収するので法律的な話が頻繁に出てきます。

知らないと損する話、知っていると得するかもしれない話が多いので、勉強にはなるはずです。

ただ、お金の貸し借りの話なので暗いネガティブなストーリーも多いです。そういうところが個人的には嫌いなので、あまり好きではない漫画かもしれません。

絵も独特なので、その辺も苦手でなければ読んでみてください。

勉強にはなりますが、個人的なおすすめ度は星1つくらいです。

不動産について学べる漫画

不動産について学べる漫画もたくさんあるかもしれませんが、自分があまり興味ないということで1つしか紹介できません。

ただ、これは不動産の購入・賃貸について分かりやすく説明してくれる漫画なのでおすすめです。

『正直不動産』大谷アキラ、夏原武他

2020年4月現在、コミックスは7巻まで発売、連載継続中です。

10巻未満のおすすめ漫画に入れてもいいくらいの面白さです。

不動産について、賃貸・売買・投資などが非常に分かりやすく説明されています。

更にストーリーもしっかりしており、伏線などもあって予想外の面白さです。

嘘が多いイメージのある不動産業界。この漫画の主人公は嘘がつけなくなり、何でも正直に言うしかなくなってしまいます。

不動産業界の嘘と胡散臭さを逆手に取り、そこを上手く解決していくことで興味を持たせるという展開になっています。

まだ7巻ですが今後の展開が気になる漫画ですし、これから不動産の購入を考えているのであれば、最低限の知識が身につくので読んでおいて損はないはずです。

ただ、株式投資同様、この漫画を読んだだけで不動産のすべてを理解できるわけではないので、その点はご注意を。

宗教について学べる漫画

宗教について学べる漫画もいくつかあります。

ただ、このジャンルに関しては解釈の違いや要約などにより、正確ではない場合があります。

歴史ものや宗教ものは、漫画として面白くするために多少の脚色があることを理解して読んで欲しいジャンルです。

『勇午』赤名修、真刈信二

全41巻完結

41巻まで出ているのは確かですが、23巻目以降は○巻という表記ではなく、○○編となっているので購入の際はご注意ください。

話の順番としては

  1. 勇午(全22巻)
  2. 勇午【下北半島編】
  3. 勇午【北九州・対馬編】
  4. 勇午【東京・種子島編】
  5. 勇午【大阪編】
  6. 勇午【横浜・横須賀編】
  7. 勇午【洞爺湖サミット編】
  8. 勇午【フィリピンODA編】
  9. 勇午【台湾編】
  10. 勇午【Final】

となります。

『勇午』では、宗教の話だけでなく、国内外の裏社会の話、中国やインドにおける格差など、世界中の社会情勢を知ることができます。

フリーの交渉人(ネゴシエーター)が物語の主人公なのですが、人質救出で無理をしたり、拷問を受けたりするので、多少残酷なシーンもあるかもしれません。ただ、そこまでグロではないので自分的にはセーフの部類です。

原作原案を務める真刈信二さんの他作品も似たような切り口で世界情勢を知ることができ、とても勉強になります。

現在連載中であれば『サガラ~Sの同素体~』もおすすめです。

まだ4巻までしか出ていないので、まとめて一気読みしたい人は待った方がいいと思います。

他作品もいいのですが、やはり『勇午』は別格で面白いので、最もおすすめです。

『アドルフに告ぐ』手塚治虫

全5巻完結

第二次世界大戦時の話、「アドルフ」というファーストネームを持つ3人の男の物語です。そのうちの1人は誰もが知る「アドルフ・ヒトラー」、他2人が実質的な主人公となります。

ヒトラーによってユダヤ人の虐殺が行われたというのは誰もが知るところですが、その背景、そしてその後のユダヤ人の行方について描かれています。

第二次世界大戦の悲惨さが描かれているのはもちろんのこと、今日のイスラエル・パレスチナ問題もストーリーに含まれています。

デリケートな問題であり、解釈も人ぞれぞれなのでこの漫画だけで判断するべきではありませんが、学校の教科書よりは分かりやすく入ってくる気がします。

日本漫画の第一人者と言われる「手塚治虫」の人気作品。

『アドルフに告ぐ』の他、『ブッダ』『火の鳥』『ブラック・ジャック』などもおすすめです。数十年前の作品とは思えない程、今でも普通に面白く読むことができます。

美術品について学べる漫画

美術品について学ぶとその作品の自体背景や経済との繋がりも同時に学ぶことができます。

美術品を取り扱う漫画も多数あるかもしれませんが、その中でも面白さと学びを重視した1作品のみ紹介します。

『ギャラリーフェイク』細野不二彦

全34巻完結

32巻の発売が2005年、その後2016年に33巻、2018年に34巻が発売されており、2020年時点で完結したかどうか、はっきり言えない状態となっています。

ただ、中途半端な終わり方はしてないので、34巻まで読んでも損はないはずです。

『ギャラリーフェイク』は簡単に言えば、漫画版の「開運!なんでも鑑定団」です。

なんでも鑑定団は骨董品や絵画といったお宝の時代背景などもVTRで詳しく説明してくれ、それが歴史の勉強にもなります。

『ギャラリーフェイク』も同様で、美術品自体についても学べますし、その時代背景を分かりやすく知ることができます。

ただ、あくまでもフィクションなのでエンタメ風にアレンジされている部分も多々あります。

特に、この漫画の柱とも言える「モナリザ」に関しては、独自の脚色がされているので正確な情報でありません。

まー「モナリザ」に関しては実物も謎が多く、いろいろな説があるのでどの文献も正しいとは言い切れないわけですが。

なんでも鑑定団が好きな人は、『ギャラリーフェイク』も絶対に好きなはずです。

古い漫画ではありますが、今でも全然楽しく読めます。学べるとか抜きにしても面白いのでおすすめの漫画です。

まとめ

学べる漫画・為になる漫画のまとめです。

株式投資を学べる漫画

  • 『インベスターZ』三田紀房
  • 『銀と金』福本伸行

経済全般を学べる漫画

  • 『エンゼルバンク』三田紀房
  • 『マネーの拳』三田紀房
  • 『ミナミの帝王』天王寺大 (著)、郷力也 (イラスト)
  • 『ナニワ金融道』青木雄二

宗教について学べる漫画

  • 『勇午』赤名修、真刈信二
  • 『アドルフに告ぐ』手塚治虫

宗教について学べる漫画

  • 『勇午』赤名修、真刈信二
  • 『アドルフに告ぐ』手塚治虫

美術品について学べる漫画

  • 『ギャラリーフェイク』細野不二彦

以上が学べる漫画・為になる漫画ですが、何度も言う通り、これを見れば万全というものでもありませんし、解釈の違いや要約により、多少の脚色があることも理解した上で読むようにしましょう。

全く無知の状態から、基礎的な知識をつけるのであれば漫画が最適だと思います。

更に確かな情報、ディープな情報を求めるのであれば、やはり漫画では限界があるので専門書を読むことをおすすめします。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。