漫画レビュー

伏線回収が秀逸なおすすめ漫画

個人的に好きな漫画の特徴として、序盤にあった伏線を終盤で綺麗に回収するというものがあります。

最近の漫画は気になるだけ気にならせて、その伏線を回収もせずに流す漫画も増えてきましたが、読み終わった時にがっかりするので辞めて欲しいです。

しっかりと伏線回収してくれ、尚且つ面白いと思ったおすすめ漫画をご紹介したいと思います。

伏線回収が秀逸なおすすめ漫画

自分の中で思う伏線回収とは

「あの時のアレはこういうことだったのか!」

と納得できるものを指します。

伏線回収までの期間は長ければ長い程面白いです。

例えば1巻の最初で出てきた謎が10巻くらいで明かされるとか。

もちろん、その間にも小さな伏線を少しずつ回収していくのが面白い漫画の特徴です。

話が進んでいくにつれ、様々な設定が追加されていくというのは当たり前のことであり、伏線回収ではないので省きます。

打ち切りで仕方なくもあるかもしれませんが、謎や矛盾点を残したまま終わらせる漫画にはがっかりします。その他、夢オチなどで強引に片付けるような漫画は論外です。

また、金田一少年や名探偵コナンのような探偵漫画は事件解決時に伏線を回収しないと話にならないものなので、これらも除外してご紹介します。(コナンで黒の組織のボスが身近な人物なら面白い伏線回収ですが。)

ランキングは面白さだけでなく、伏線回収の上手さも考慮して付けています。

8位:『イムリ』三宅乱丈

2020年5月現在、コミックスは25巻まで発売、連載継続中です。

『イムリ』は「コミックビーム」という雑誌で連載中のファンタジー漫画です。

この雑誌を見たことも無ければ聞いたこともないのですが、掲載作品を見たら最近話題の『王様ランキング』も連載中のようです。

『王様ランキング』も上手く伏線を回収するなら面白いのですが、謎を投げっぱなしのまま続くなら駄作になると思います。まーこの漫画については後述します。

話を『イムリ』に戻します。

知っている人は少ないと思いますが、現時点で25巻まで出ており、新刊が出るとアマゾンのキンドルランキングにも顔を出すのでそこそこ人気だと思います。

2つの民族が互いの生存をかけて争うという内容。

有名な漫画で言えばこの後に挙げる『進撃の巨人』に良く似ています。

片方の民族だけが特殊な能力を持っているという点も酷似。

ただ、それ以外の部分は全然別物なので両方楽しめます。

絵が個人的にはそこまで好きではありませんが、そこそこ面白い漫画かと。

20巻くらいまで進むと伏線回収もされてきていい感じになってきます。

7位:『四月は君の嘘』新川直司

全11巻完結

『四月は君の嘘』は、他に挙げているような駆け引き漫画とは異なり、普通の青春漫画なので伏線などはほとんどありません。

あるとすれば漫画タイトルに入っている「嘘」くらいかと。

その嘘が終盤に明かされるのですが、それがなかなかいい感じだったので紹介してみることにしました。

まー伏線抜きにしても青春+音楽は当たり漫画が多く、これもその一つです。

11巻完結でサクっと読めるのでその辺も◎かと。

6位:『ONE PIECE(ワンピース)』尾田栄一郎

2020年5月現在、コミックスは96巻まで発売、連載継続中です。

今世紀最大の名作漫画『ONE PIECE(ワンピース)』

まだ多数の伏線が残っているということで6位に挙げましたが、普通に考えればぶっちぎりの1位と言ってもいいレベル。

「ポーネグリフ」

「Dの一族」

「ラフテル」

「ワンピース」

他にも多数の謎、伏線が用意されています。

回収され始めているものもありますが、同時に新たな謎も出始めており、進捗ペースを考えると100巻台前半では到底終わらなそうな雰囲気。

キャラの多さや設定の多さで少年向けではなくなりつつありますが、それでも少年ジャンプ価格の8割くらいはワンピース分と言っても過言ではないでしょう。

今ある伏線も綺麗に回収してくれるだろうと期待しています。

5位:『喧嘩商売&喧嘩稼業』木多康昭

2020年5月現在、コミックスは第一部の『喧嘩商売』が24巻完結。

第二部の『喧嘩稼業』は13巻まで発売、連載継続中です。

『喧嘩商売』の続編として『喧嘩稼業』が現在連載中です。

格闘技漫画ですが、一つ一つの戦いの中で複数の駆け引きが行われ、どんでん返しや予想しない結果となることもあるのでめちゃくちゃ面白いです。

作品の中で駆け引き&伏線ありのベストバウトと言えば

田島彬vsウォーレン・ウォーカー

佐藤十兵衛vs佐川徳夫

この辺りでしょうか。

もちろん、他の戦いも全て必見です。

『喧嘩商売』の序盤はギャグ漫画色が強すぎて、読むのを辞めてしまう人もいるかも。

ただ、話が進むにつれて真剣な格闘漫画になってくるので安心してください。

途中で読むのを辞めてしまうのは本当にもったいないおすすめ漫画です。

4位:『進撃の巨人』諫山創

2020年4月現在、コミックスは31巻まで発売、連載継続中です。

10巻くらいまで読んだ段階では駄作になるだろうと思っていた『進撃の巨人』、それは完全に間違いでした。

巨人とは一体何か?

巨人はどこから来たのか?

大型巨人の真の目的とは?

序盤では伏線を張るだけ張って回収しきれないだろうと思っていましたが、話が進めば進む程、伏線全てに意味があったということがわかってきます。

アニメでは2020年秋の放送がファイナルシーズンとなるようですが、これだけの名作を完結させずにファイナルとするのはもったいないと思います。

漫画の完結を待って、アニメもそれに沿って終わらせて欲しいですね。

3位:『うしおととら』藤田和日郎

全33巻完結+外伝1巻

『からくりサーカス』『双亡亭壊すべし』の作者、藤田さんの最高作品と言えば間違いなく『うしおととら』であると断言できます。

序盤は単なる除霊漫画でしたが、話が進むにつれ、「獣の槍とは一体何か?」「とらの正体は?」そういったストーリーが繋がっていきます。

矛盾なく伏線を回収しきて綺麗に終わらせられている漫画だと思います。

『うしおととら』に関してはアニメは見ない方がいいと思います。

放送回数の関係で重要なシーンがカットされ、キャラの厚みが全くなくなってしまっています。せっかくの感動シーンも台無し。

原作漫画はキャラの個性もぞれぞれ際立っており、伏線もばっちり回収、戦闘シーンは熱く、感動シーンもあり、間違いのないおすすめ漫画です。

2位:『嘘喰い』迫稔雄

全49巻完結

『嘘喰い』はそもそもが頭脳戦、心理戦満載のギャンブルバトル漫画なので伏線も多数張られています。

一戦一戦のバトルでどんでん返しが起こり、伏線がしっかりと回収されていきます。

ただ、それらの戦い全てが最終戦に繋がる伏線となっています。

コミックス第1巻で張られた伏線が回収されるのは、全49巻もある本作の中でも終盤。

「アレ?これってもしかしてあの話に繋がるんじゃない?」

ってシーンがところどころに出てきて、それが最後の最後で一本の線になります。

完結へ向けて無駄な話もほとんどなく、海外ドラマ並に続きが気になる面白い漫画。

これだけ練りに練られた頭脳戦、心理戦漫画は今後も出てこなそうな気がするくらいの名作です。

1位:『鋼の錬金術師』荒川弘

全27巻完結

面白さ&伏線回収で言えば『鋼の錬金術師』が1位です。

これだけ綺麗に全ての伏線を回収し、誰もが納得する形で完結できる漫画というのは他にない気がします。

早々に出てくる謎として

「賢者の石」

「ホムンクルス」

「国家錬金術師」

これらの秘密が徐々に明かされていきます。

そしてそもそもである

「国家の成り立ち」

この全てが繋がっており、無駄な設定、無駄な敵、無駄なキャラも一切いない感じです。

原作第一話に出てくるキャラも終盤で登場しますし、アニメに至っては第一話最初の敵である氷結の錬金術師こそが実は…

完結までの詳細が頭の中に出来上がってなければ描けないような展開ばかりとなっています。

原作漫画、アニメ両方を見てもらいたいのですが、アニメに関しては

鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST

×鋼の錬金術師

なのでご注意ください。

「FULLMETAL ALCHEMIST」が付いていない方のアニメは途中までは同じですが、話が進むにつれて原作に沿わない展開となってしまう偽物です。

各キャラが残す名シーン、名ゼリフが多数あり、熱くなれる+感動できるという最高傑作に仕上がっています。

だらだら蛇足で続ける漫画が増えてきた昨今、僅か27巻でこれだけのボリュームがまとめられているのも秀逸と言えます。

伏線回収が無事にできれば面白い漫画

今はまだ評価できかねますが、伏線回収が見事にできるならば名作になるであろう漫画も紹介しておきます。

もちろん、面白い漫画であることが大前提。これで伏線回収もできれば更に面白さ倍増になるであろう漫画です。

『ゴールデンカムイ』野田サトル

2020年4月現在、コミックスは21巻まで発売、連載継続中です。

伏線回収せずとも面白い『ゴールデンカムイ』は普通におすすめです。

明治末期、ロシア戦争後の北海道を舞台にした漫画。

脱獄囚の体に描かれた入れ墨が金塊の地図となっており、その金塊を求めて様々な組織が争うという話です。

北海道はもちろん、樺太などのアイヌ文化を事細かに学ぶことができます。

まー漫画なので100%正確な情報とは言えないかもしれませんが、エンターテイメントとしては学びの大きい作品だと思います。

入れ墨人皮の答え、登場キャラクターの思惑など、伏線が多数あり、今後どのように回収されていくのか楽しみです。

これまでの流れから、矛盾点や行き当たりばったりという感じは全くないので、おそらくは綺麗に回収して名作漫画になりそうな感じがします。

『ダーヴィンズゲーム』FLIPFLOPs

2020年4月現在、コミックスは20巻まで発売、連載継続中です。

『ダーヴィンズゲーム』も伏線回収できれば更に面白くなる漫画です。

ただの能力系バトル漫画としても十分面白い展開だったのですが、途中からゲームマスターが出てきたり、パラレルワールドのような展開になったりと多数の伏線が張られ始めました。

何かしらの理由があり始まったダーヴィンズゲーム、この謎が納得いく話で伏線回収できれば名作になりそう。

ただ、ダーヴィンズゲームの勝敗を賭ける賭場開帳や意味のわからない保険組合、更には日本サーバー、中国サーバーなどで実は分かれていたりなど、微妙な設定も多々あります。

雰囲気的には伏線も強引な回収になりそう。

上手くまとめられる可能性は50%未満と予想します。

『王様ランキング』十日草輔

2020年5月現在、コミックスは7巻まで発売、連載継続中です。

最近話題の『王様ランキング』も伏線が多数張られています。

王様の強さや統率力、街の発展状況などで各国がランキング付けされている世界

この世界はなかなか面白いと思います。

実際、2、3巻くらいまではいろいろな伏線もあり続きが気になって面白く読めます。

ただ、7巻まで読んだ感じでは…伏線を回収する気がないのでは?と思い始めてきました。

展開が雑な気がして仕方がありません。絵の感じも重なって、中学生が描いた漫画のような雰囲気が出てきました。

そもそも王様ランキングという設定がほとんど出てきません。最初はそういうノリで描き始めたけど、膨らませず脱線してしまった感が否めません。

8巻以降で上手く伏線を回収し、良い意味で自分の予想を裏切って欲しいと思っています。

伏線回収確率は10%くらいで見ています。

『親愛なる僕へ殺意をこめて』井龍一、伊藤翔太

2020年4月現在、コミックスは8巻まで発売、連載継続中です。

紹介するか迷いましたが、一応『親愛なる僕へ殺意をこめて』も挙げておきます。

多重人格で記憶がない時に何をやっているかわからないという学生が主人公の良くありそうなサスペンス漫画です。

警察や半グレなどが敵となり、自分と父親を陥れた真の犯人を探すというもの。

気になる展開は多々ありますが、これも王様ランキング同様に伏線を回収できそうな気配が全くありません。

伏線を回収できてようやく評価できる漫画。もしも回収できなければ駄作と言わざる得ない感じがします。

8巻時点で何か1つでも納得できる理由があれば多少は期待したいのですが…今のところは厳しい評価をせざるを得ません。

『テラフォーマーズ』貴家悠、橘賢一

2020年4月現在、コミックスは22巻まで発売、連載継続中です。

『テラフォーマーズ』ですが、個人的には伏線回収を最も期待したい漫画です。

内容はアニメ、映画にもなっているので知っている人も多いのではないでしょうか。

火星を人が住める環境にするため、第一弾としてゴキブリと藻を住まわせ、温室効果をもたらそうとした“テラフォーミング計画”。

このゴキブリが火星で独自の進化を遂げ、人間のような姿になり、知性を持って敵対するという話。

日本やアメリカ、中国やロシアなどの代表が火星へ行き、ゴキブリと戦うという話なのですが、人間連合にも裏切り者がいるという展開に。

「ラハブ」

「ニュートン一族」

「ジャパンランキング」

数々の謎がこれから明かされれば間違いなく面白い漫画として殿堂入りすると思います。

ただ、長期休暇などもあり、話もだれてきてしまえば打ち切りで終わってしまう可能性も。

伏線回収確率は展開の難しさから考えても60%あればいいかなと思っています。

まとめ

個人的にも好きなジャンルである伏線あり漫画を紹介しました。

【伏線回収が秀逸なおすすめ漫画】は連載中のものであっても現段階で既に抜群に面白いものばかりです。

完結している漫画であれば尚更間違いありません。おすすめ漫画です。

【伏線回収できれば面白い漫画】は一歩間違えると駄作になるかもしれないので今後の展開に期待したい漫画という位置づけです。

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