2018年10月11日豊洲市場がオープン。
その翌々日の10月13日から一般見学、市場内レストランの利用も可能となりました。
14日は日曜日で休場だったので、15日月曜日にオープンしたばかりの豊洲市場に行ってみました。
築地市場では行列が出来ていた寿司大、次いで人気だった大和寿司が豊洲市場に移転してどうなったのか。
また、観光地として人気だった築地場外が豊洲市場ではどのようになっているのか。
この辺りを中心に書いてみようと思います。
目次
新たにオープンした豊洲市場の様子

豊洲市場は10月11日にオープンして15日が4営業日目。一般開放の13日からは2営業日目となります。(日曜の休場日を除く)
まだオープン間もないので混雑していると思いましたが…
思った以上に人はいませんでした。
豊洲市場の簡単マップ

これが豊洲市場の簡単なマップです。
青で囲んだところが豊洲市場の青果棟

こちらは青果棟前の道路。
築地市場の時も青果棟は関係者くらいしか行かないので人は少なかったのですが、豊洲市場だと道を歩いている人がほとんどいないほど。
黄色で囲んだところが豊洲市場の水産卸売場棟

こちらはマグロの競り見学ができるようですが、デッキが正式オープンするのは2019年1月ということで今回は行きませんでした。
既に競りは始まっているようなので業者のトラックの出入りは多いですが、一般客は少ないようです。
赤で囲んだところが豊洲市場の水産仲卸場棟

ここは3階に飲食店が多く入っており、4階は物販店街(豊洲市場魚がし横丁)となっているので、今のところは一般客が多く向かうエリアです。
前述した通り、どこを見ても人は思った以上に少ないですね。
築地市場のような盛り上がりは15日時点では全くありませんでした。
築地市場で一番人気だった【寿司大】が入っている水産仲卸場棟
今回は豊洲市場の水産仲卸場棟をメインで見てきたのでそこの様子を詳しくご紹介します。

改めてこのマップを見て欲しいのですが、赤枠で囲んだところが水産仲卸場棟。
この中で更にピンク色で囲んだところが【関連飲食店舗】のエリアです。

ここに築地市場で人気だった寿司店や吉野家などが入っています。
築地で一番人気だった寿司大の豊洲市場での様子
朝7時頃の様子です。

築地で一番人気だった寿司大ですが、豊洲市場に移ってもその人気は変わらずでした。
入っている飲食店の中では間違いなく一番混んでいましたね。
ただ、築地での寿司大の並びと比べると

この椅子に座って待っている人の裏には

更に長い行列が出来ており、築地では少なくとも2時間以上は並ばないと寿司大には入れませんでした。
それが豊洲市場だと椅子に座って待っている人の他に列はなかったので、おそらくは1時間くらいで入れるのではないでしょうか。
築地で一番人気だった寿司大に行ってみたいと思っていた人は、オープンしたばかりの豊洲市場は狙い目かもしれません。
2019年1月に豊洲市場の寿司大に行った記事はこちらです↓

築地に1号店があった吉野家
築地に1号店のあった吉野家も豊洲市場に移ってきています。

とりあえず朝7時台は空席もありました。いつでも入れそうな雰囲気ですね。
築地は1号店でしたが、こちらの豊洲市場店が何号店かはわかりません。
また、特別メニューがあるかなどは見てくるのを忘れました。すみません。
岩佐寿しにも行列
築地でも人気店だった岩佐寿しにも行列ができていました。

築地の時よりも行列が出てきるような…
築地の大和寿司もそうでしたが、寿司大と同じ並びにある寿司店は人気化し易いので場所取りが正解だったかもしれませんね。
その他の水産仲卸場棟の3階にある飲食店

このエリアには20店舗以上の飲食店が入っています。
ただ、まだ豊洲市場がオープンして間もないということもあり、閉まっている店や短縮営業となっている店もあり、本格始動とはなっていませんでした。
そもそも一般客もまばらなので、寿司大と岩佐寿し以外だと並んでいるところがほとんどなく、どこもすんなり入れそうな感じでした。
個人的に好きな親子丼の鳥藤も朝7時台はまだ空いていませんでした。短縮営業だったようです。
水産仲卸場棟4階の魚がし横丁
水産仲卸場棟には【魚がし横丁】と呼ばれる一般客が入れる物販エリアがあります。
築地で言うところの築地場外市場です。
築地では最も盛り上がっているエリアでしたが、豊洲市場ではどうだったのか。

またこのマップを見て欲しいのですが、赤枠で囲んだところが水産仲卸場棟。
ピンク色で囲んだところが飲食エリアでしたが、更に奥へ進んだ紫色部分が魚がし横丁です。
3階の廊下を進んで4階に上がったところにあるのですが

行く途中で既に人が閑散としており、この先に買い物できるところがあるのか不安になるレベルです。

途中にターレーのオブジェがあったので一緒に行った友達に乗ってもらいました。
写真スポットだと思いますが全く人がいません。

写真が見づらいのですが、3階の廊下から1階にある卸売市場が見えます。
ここで魚などが売られているのですが、なんと一般客は買い物することができず、飲食関係の業者専門らしいです。
築地市場がどうだったか知りませんが、鮮魚などを一般人が買えないというのは盛り上がりに欠けそう。
ただ、4階にある魚がし横丁でも鮮魚が売っていて、築地場外市場のように盛り上がっていれば豊洲市場も人集まるはず。
そう期待して向かってみたのですが…

これが豊洲市場の魚がし横丁の風景です。
築地場外で人気の玉子焼きなどが売っていますが、買い物している人は誰もいません。

水産仲卸場棟の4階部分、建物内なのですが誰もいないので自転車もすいすい移動できます。

お茶や乾物、置物やTシャツなど、築地ではそこそこ人が集まっているお土産物ですが、豊洲市場では今のところ人が全くいません。

海産物が売っているお店がこの魚がし横丁エリアないのか、それともまだオープンしていないだけなのかわかりませんが、とにかく見つけられませんでした。
とりあえず築地市場のような盛り上がりは全くなく、閑散としていました。
水産仲卸場棟1階にある鮮魚エリアは一般客は立ち入り禁止となっており、飲食関係の業者のみ買い物ができます。
立ち入り禁止なので入って写真は撮れませんでしたが、外から様子を見るとそこそこ人はいたようです。
まー築地市場がやっていないのでここで魚を仕入れるしかないので当然ですね。
鮮魚エリアも一般客が買い物できるようになれば盛り上がると思うのですが、業者の邪魔になってしまうから禁止なのでしょうか。
そうなると豊洲市場は築地市場のような観光地にはならないかもしれませんね。
築地市場で寿司大に次ぐ人気だった大和寿司に行ってみた

寿司大は1時間以上待ちそうだったのでスルーし、築地で寿司大に並ぶ人気だった大和寿司に向かってみました。
豊洲・大和寿司の場所
大和寿司は水産仲卸場棟3階の飲食店ブースには出店しておらず、別なエリアにあります。

またこのマップを見てもらいたいのですが、青枠で囲んだ部分が青果棟。
その中の水色部分に飲食店が入っています。そこに大和寿司があります。

ゆりかもめの市場前駅から大和寿司への行き方も簡単に説明します。

市場前駅の改札を出るとこうなっています。

ここをまずは左に曲がります。

大和寿司は豊洲市場の青果棟にあるので看板を見つけたら青果棟を目指せば間違いありません。

途中で下り階段がありますが、降りてしまうと青果棟にたどり着かないのでそのまま陸橋の上を歩きます。

案内板で青果棟を目指せば間違いありません。

少し分かりづらいのですがここを左に曲がります。

このまま真っ直ぐ行くと水産卸売場棟となり、マグロのセリを見ることができます。
何度も繰り返して申し訳ありませんが大和寿司は水産卸売場棟ではなく青果棟です。

あとはこのまま真っ直ぐ行きます。人通りは少ないですが、陸橋を歩いて青果棟を目指せば間違いありません。

この看板が見えたら階段を降ります。エレベーターで降りても構いません。

階段を降りる途中で大和寿司が見えてくるはずです。

これがゆりかもめ市場前駅から大和寿司へのルートとなります。
ただでさえ人の少ない豊洲市場。
更に一般客があまり行くことのない青果棟。
もしかすると大和寿司は空いててすぐに入れるのではと期待して向かってみました。
ちなみに築地市場の時の大和寿司ですが

朝5時台に行った時も観光客が多く、これくらいの並びでした。
豊洲市場ではどうなっていたかというと…

朝8時頃で全く人がいませんでした。
まだオープンしていないのかと不安になりましたが、のれんは出ており、中に人影も見えるので営業しているのは間違いなさそうです。

この青果棟1階エリアは大和寿司の他に富士見屋というお蕎麦屋さん、天房という天ぷら屋さんの3店舗しかありません。
水産仲卸場棟3階は20店舗以上の飲食店が入っており、一番人気の寿司大もそちら。
多くの人が水産仲卸場棟に向かってしまうため、大和寿司のあるエリアは閑散となってしまっているようです。
豊洲市場にもっと人が増えれば大和寿司もまた並ぶようになると思いますが、現状が続くようだと水産仲卸場棟に人が流れてしまい厳しそうですね。
とりあえず築地市場で人気だった大和寿司に並ばず入れるのはラッキーということで入ってみました。
豊洲・大和寿司のおまかせメニュー
おまかせ握り1人前4,000円がこちら

イカとトロだったかな。

ボタンエビと中トロだったと思う。

ウニです。ちょっと小さい巻物でしたね。

鉄火巻きとイクラ巻きです。

アナゴとカンパチだったと思います。間違ってたらすみません。
お任せだとこんな感じですね。
2ヵ月くらい前に築地市場でも大和寿司に行きましたが、その時とほぼほぼ同じだったと思います。
築地の時と変わらず美味しかったです。
並ばず入れるならまた行きたいですね。
8時半くらいでも人はぽつぽついましたが並ぶほどにはなりませんでした。
管理施設棟3階の飲食エリア
飲食エリアは寿司大のある水産仲卸場棟3階、大和寿司のある青果棟1階、あとはこちらの管理施設棟3階にあるようです。

またまたこのマップを見て欲しいのですが、オレンジ色で囲んだ部分が管理施設棟になります。
ここは今回行かなかったのですが、10店舗以上の飲食店が入っているようです。
寿司屋が6店舗、その他にとんかつや喫茶店などがあるので今度行ってみようと思います。
行ったあとで記事を追記します。
オープン直後の豊洲市場のまとめ

もっと観光客がいっぱい来ているかと思いましたが、この日は平日朝ということもあり、あまり人がいませんでした。
もしかすると、築地市場のような盛り上がりが全くなかったので、土日平日関係なく、今後もずっと人が増えない可能性もあります。
ちなみに同日、9時頃の築地市場も行ってきたので写真載せておきます。

築地場外の風景です。一週間前までは朝9時はもっと人が溢れていました。

築地場外で最も盛り上がっているエリアもいつもの3分の1くらい。
市場関係者は豊洲の方に行っており、あとは観光客だけといった感じですね。観光客も大分減ったと思います。

築地場外で飲食店が並ぶもんぜき通りもめちゃくちゃ空いていました。
いつも行列ができているホルモン丼の【きつねや】も並んでいる人はいませんでした。
でもまだ築地に観光バスが来ていたり、欧米系の訪日観光客は豊洲よりも築地が多かったですね。
今は築地と豊洲で観光客が二分されているような状況です。
このままだとどちらも中途半端になってしまいそうですね。
自分は市場関係者ではないので特にどうということはないのですが、観光客が減ってしまうと関係者の人にとっては痛手となりそうでちょっと心配です。
とりあえず今の豊洲市場は人気の寿司店など、並びがちょっと少ないので、その辺りは狙い目だと思います。