アメックスセンチュリオンカードを取得してから3ヵ月ちょい。
これまでアメックスセンチュリオンに関する記事はいくつか書いてきましたが、今回はセンチュリオン会員限定の『センチュリオン・パーソナル・コンシェルジェ』について書いてみようと思います。
ネット上のアメックスに関するブログを見ると、
「アメックスセンチュリオンのコンシェルジュは、基本『NO』と言わない」
という書き込みが多く見受けられます。
実際の『センチュリオン・パーソナル・コンシェルジェ』はどうなのか?
実際に使ってみた感想などを書いていきます。
アメックスセンチュリオンの入手経緯、インビテーション基準などはこちら2つの記事をご参照ください。
目次
アメックス『センチュリオン・パーソナル・コンシェルジェ』とは
アメックスセンチュリオン会員には、一人ひとり専属のコンシェルジュ担当者がついて、電話対応をしてくれます。
具体的な内容としては、会員ページに書かれていますが
旅のご準備やレストランでのお食事の際などに、担当のパーソナル・コンシェルジェが様々なご要望をお聴きし、あなた様の趣味や嗜好に合ったご手配をいたします。どうぞお役立てください。併せて、センチュリオン・サービス・センターもご利用いただけます。
となっています。
簡単に言えば、旅行の手配、レストランの予約などを代わりにやってくれるサービスですね。
センチュリオン会員になった後、このように名刺のようなものが送られてきます。
これがセンチュリオンパーソナルデスクの電話番号となります。
裏面には海外旅行先での問い合わせ電話番号が記載されています。
センチュリオンサービスセンターとパーソナルコンシェルジュの違い
併せて、センチュリオン・サービス・センターもご利用いただけます。
という記載もある通り、センチュリオン会員の電話対応窓口は
- センチュリオン・パーソナル・コンシェルジェ
- センチュリオン・サービス・センター
この2通りとなっています。
電話番号もそれぞれ異なります。(一応どちらも0120のフリーダイヤル)
この2つのサービスの違いに関してですが
- パーソナルコンシェルジュは専属担当者が即対応
- サービスセンターはまず自動音声ガイダンス、その後に各部署の担当者が対応
という流れになっています。
一応、パーソナルコンシェルジュは一人ひとり専用の番号が付与されるというものなので、電話を掛けた際の本人確認がありません。
センチュリオンサービスセンターでは、自動音声ガイダンスで担当部署に繋がった後、本人確認(カード番号や生年月日、登録電話番号など)を伝える必要があります。
対応時間
一人ひとりに専属の担当者がつくという時点で察してもらえると思いますが、365日24時間対応というわけではありません。
10:00~18:30
こちらがパーソナルコンシェルジュの対応時間となっています。
また、対応曜日は書いてありませんが、普通に週休2日以上だと思います。
対応時間外も電話は繋がります。
繋がりますが、おそらくはセンチュリオンサービスセンターの方の対応になるかと思います。
アメックスセンチュリオンサービスセンターの対応時間は365日24時間です。
アメックスプラチナコンシェルジュデスクとの違い
コンシェルジュサービスはアメックスセンチュリオンに限ったものではありません。
アメックスプラチナカードでも『アメックスプラチナコンシェルジュデスク』という同様のサービスがあります。
対応時間の違い
こちらも365日24時間の電話対応となっており、いつかけても繋がります。
従って、対応時間に関しては
センチュリオンサービスセンター=プラチナコンシェルジュデスク
この認識で問題ないかと思います。
対応形式の違い
プラチナコンシェルジュデスクも、まずは自動音声ガイダンスで問い合わせ内容を絞られます。
各部署に繋がった後に本人確認が必要という点も同じ。(稀に電話問い合わせ番号(4桁の数字)をプッシュし、本人確認が省略される場合もあったような)
肝心のサービス内容の違いに関してはここから詳しく説明します。
アメックスセンチュリオンのコンシェルジュは「NO」と言わない?
アメックスセンチュリオンのパーソナルコンシェルジュは、どんな無理難題であっても「NO」と言わず聞いてくれると書いてあるブログが頻繁に見受けられます。
実際のところはどうなのか?
先に結果をお伝えしますが、問い合わせ内容によっては普通に断られます。
どんな内容であっても試みてくれるということはなく、無理なものは無理なので試すまでもなく断られるようです。
センチュリオンパーソナルコンシェルジュで断られた内容
実際に、センチュリオンパーソナルコンシェルジュに問い合わせして断られた内容をご紹介します。
レストランの予約
想像がつくかとは思いますが、予約困難な飲食店の予約は試すまでもなく断られました。
具体的には
- 鮨 さいとう
- 日本橋蛎殻町 すぎた
最も有名で予約の取りづらいお寿司屋さん。
センチュリオンカードを取得したばかりの時に試しに聞いてみましたが、予約を試みてもらうことなく「申し訳ございませんが…」と断られました。
恐らく、これまでもアメックスプラチナ会員やアメックスセンチュリオン会員から予約の依頼があり、最初は予約を試みたとは思いますが、どうやっても無理なので前もって断るようになったのかと思います。
他のお店は聞いていませんが、おそらく食べログで10位以内に来る都内のお寿司屋さんなどは最初から断られる気がします。
そもそもそういった予約困難レストランをアメックスが貸し切って会員に開放する『Fine Dining 50』とイベントを2018年現在は開催中です。
『Fine Dining 50』はアメックスプラチナ会員、アメックスセンチュリオン会員限定のイベントとなっており、先着順で申込が可能となります。
この『Fine Dining 50』に選ばれているお店をコンシェルジュ経由で予約できてしまうとイベントの意味がなくなってしまいます。
これに入っているレストランはセンチュリオンパーソナルコンシェルジュ経由でも予約は受け付けてくれない可能性が高いと思います。(全部のお店を試していないので確実ではありませんが)
ちなみに、この『Fine Dining 50』というイベントですが、センチュリオン会員はプラチナ会員より1日早く申し込むことができます。
1枠か2枠だけだとは思いますが、前日から申し込めるのでセンチュリオン会員はやや有利となります。
この件に関してはまた別記事でお伝えします。
希少価値の高いブランド品
これもご想像通りかと思います。
具体的には滅多に正規店で買うことができないと言われるエルメスのバーキン、これをパーソナルコンシェルジュに問い合わせてみました。
実はこの記事を書く前日、ますじろうさんという方のブログでアメックスのコンシェルジュにエルメスのバーキンを頼んだことがあるという記載を目にし、コメント欄で質問させていただきました。
ますじろうさんのブログ⇒アメックスセンチュリオンをゲットしました!!!
頂いたコメント返信を元に、自分もセンチュリオンパーソナルコンシェルジュに連絡。
ますじろうさんの場合は海外エージェントに探してもらったようですが、自分はまず国内で購入可能かを調べてもらいました。
こちらは予約困難なお寿司屋さんの時と対応が異なり、まずは関東近郊のエルメスに電話をし、調べて貰えることになりました。
ただ、数時間後に連絡があり、
「やはりバーキンはどこの店舗にも売っていませんでした。申し訳ありません。」
という回答。
数か月後に再度問い合わせてみてもいいですか?と聞いたところ、
「この件は一度限りにさせていただければと思います。」
という感じでやんわりと断れました。
まー流石にそうですよね。例え数か月後であっても「もう一度バーキン探してもらえます?」っていうのを聞き入れていたら、毎月、毎週、毎日も対応せざるを得なくなってしまいます。
一度限りが当然。
むしろ、ほぼ無理だとわかっていましたが、予約困難のお寿司屋さんのように門前払いとならず、エルメス各店舗に問い合わせてくれただけでもありがたいです。
また、国内エルメスでのバーキン探しは諦めましたが、ますじろうさんに倣って、海外の方はどうかと聞いてみました。
海外でのバーキン探しは別部署(海外担当)の方で探してみてもらえることとなりました。海外からの個人輸入の場合は手数料と関税が掛かるので相当高くなるかと思います。
この件は進捗があれば追記します。
その他のセンチュリオンパーソナルコンシェルジュへの依頼内容
どうしても無理なことは無理ですが、大半のことは丁寧に対応してくれます。
センチュリオンカードを取得してからまだ3ヵ月程度しか経っていないので、それほど多くの依頼はしていませんが、実際にパーソナルコンシェルジュに問い合わせて対応してもらったこともご紹介します。
香港のレストラン予約
8月に香港ディズニーランドへ行った際にレストランの予約をしてもらいました。
センチュリオンパーソナルコンシェルジュに予約してもらった『エンチャンテッド・ガーデン・レストラン』の記事はこちらです。
英語が苦手なので、海外のレストラン予約にはアメックスのコンシェルジュサービスが役立ちます。
香港ディズニーランドホテルのビビディバビディブティック
こちらも同じく8月の香港ディズニーランド旅行の際の予約です。
レストラン同様に予約は英語対応のみだったのでコンシェルジュに依頼しました。
最初に聞いた時は
「レストラン以外はやってみないとわかりません。無理な場合もあります。」
という感じで断られかけましたが、結局は難なく予約してもらうことができました。
香港ディズニーランドホテルのビビディバビディブティックに関する記事はこちらです。
アメックスセンチュリオンを取得してまだ間もないということもあり、コンシェルジュに依頼したのはこれくらいしかありません。
ちなみにアメックスプラチナコンシェルジュでもこれくらいのことは変わらずに受けてくれます。
海外旅行のレストラン予約はプラチナコンシェルジュに何度か依頼したことがあります。
パーソナルコンシェルジュのデメリット(改善して欲しい点)
アメックスに関する記事を見ると
「とにかくコンシェルジュが秀逸」
「秘書を雇っていると思えばむしろ年会費は安い」
「どんなわがままもできる限り対応してくれる」
という感じで、とにかく絶賛されています。
まーそういったブログの大半はアメックスゴールドカードへの誘導なので悪く書くはずがありませんね。
自分も広告貼るようになったらそういう風に書くかもしれません。
とりあえず今は思ったままを書きますが個人的にはアメックスコンシェルジュ全般に関してデメリット(改善して欲しい点)も多く、それが頻繁に使っていない理由となっています。
センチュリオンパーソナルコンシェルジュも結局は担当部署に回される
- 海外旅行およびレストラン
- 国内旅行およびレストラン
- 海外ショッピング
- 国内ショッピング
などなど。
センチュリオンパーソナルコンシェルジュは会員一人ひとりに専属担当者がつくというていになっていますが、担当者一人が全て対応してくれるわけではなく、問い合わせ内容によって上記のような部署に電話を回されます。
稀に専属担当の方が最後まで対応してくれる案件もありますが、大半は自動音声ガイダンスの振り分けと大差ありません。
まーでもこれに関しては専門部署の方が詳しくて対応も丁寧・早いというメリットもあるので一概にデメリットとは言い切れませんね。
フリーステイギフトもコンシェルジュ経由で予約させて欲しい
アメックスプラチナ、アメックスセンチュリオンでは、年会費を払った数か月後に『フリーステイギフト』といって、ホテルに無料宿泊できる券が送られてきます。
アメックスの特典にも拘らず、このフリーステイギフトはコンシェルジュ経由の予約ができず、ホテルに直接電話しなければいけません。
コンシェルジュに電話するのか、ホテルに電話するのかの違いで大差はないかもしれませんが、対応日が少なく予約も取りづらいサービスです。
「〇月〇日の沖縄でフリーステイギフトが使えるホテルありますか?あれば予約お願いします。」
という感じで依頼できると楽ですね。
オンラインの問い合わせ
これが最大のデメリット(改善して欲しい点)となります。
電話するのがとにかく面倒ですね。
こちらとしても向こうとしてもメールで問い合わせできた方が楽だと思うのですが、なぜかアメックスコンシェルジュは電話での問い合わせのみとなります。
回答や予約確認書はメールで送ってくるので、対応できないということはないかと思います。
オンラインの問い合わせフォームを作って欲しいですね。
ちなみに、レストラン予約に関しては「ペコッター」というサービスがあり、アメックスコンシェルジュよりもこちらの方が断然使いやすいです。
アメックスセンチュリオンのコンシェルジュまとめ
まだセンチュリオン会員になって日が浅いということもあり、コンシェルジュサービスは全く使いこなせていませんが簡単にまとめておきます。
- センチュリオンコンシェルジュは専属担当がつく
- 基本「NO」とは言わないと言われているが、どうしても無理なことは普通に断れる
- 海外のレストランやイベント予約に強い
- オンライン対応(メール対応)がないのが大きなデメリット
アメックスプラチナカードの時もレストラン予約以外ではほとんど使わないサービスだったということもあり、センチュリオンになってからもそれは変わらないという感じです。
ただ、ブログのネタにもなりそうなので今後は積極的に使い、レビューも書いていければと思っています。
センチュリオンパーソナルコンシェルジュに関しては数か月おきくらいで使用感の記事を書いていく予定です。